ひとり社長の稼ぎ方・仕事のやり方 (アスカビジネス)

著者 :
  • 明日香出版社
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784756920195

作品紹介・あらすじ

ひとりで会社をたて、食べていくのは簡単なことではない。ひとり社長で稼ぐには「小さな労力で大きな成果を上げる仕組み」をつくる必要がある。ひとり社長のビジネスモデルの紹介&稼ぎ方をはじめ、営業戦略や情報発信など、ひとり社長が仕事をしていくうえで欠かせないことも紹介していく。

感想・レビュー・書評

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  • 内容に胡散臭さが無く、本音で書いていると思わせる説得力があった。
    スピードに勝る戦術なし
    拡げるな!掘れ!
    アイデアに価値はない
    とにかく早くやって続けたものが勝つ

  • SNSなどを使ったビジネスモデルを考える。
    売り込まず、買って頂ける方法を考える。
    商品の商品の紹介の時には、主語をお客様にする。

  • 個人事業主、社長1人の会社としての成功ノウハウを学べる本です。
    インターネットが普及し、情報のコストが下がってきていますし、クラウドサービスでのバックオフィス業務代行なども進んでいます。
    少ない人的資源でも、会社を経営することへのハードルが下がった今、ひとりで起業されている方も増えています。
    そんな方も、起業する前、起業した直後などは、やはりいろいろな壁にぶつかることもあると思います。
    自身でもひとり起業している筆者が、その豊富な経験も踏まえ、いろいろと知っておくべきことを教えてくれている1冊ではないでしょうか。

    【特に覚えておきたいと感じた内容の覚え書き】
    「コンサルティングや施術など『無形のサービス』は、原料や仕入れに原価がかからないので、利益率はモノに比べ圧倒的に高いが、顧客からすると、手にとったり他と比較したりできないので、ハードルは上がる。『売りやすいが利益率の低いモノ』と『売りにくいが利益率の高いサービス』を組み合わせてみる。」
    「自分のことをすでに知っている人に向けて情報発信すべき。継続的な情報発信は、既知の人々との関係性を強化するのが目的。消費者が最も重要視するのは『誰』から買うか。自身の生き方(日常)の情報こそが大事。営業時間など、『誰のために情報を発信しているか』を公表することも重要。」
    「自分が必死でもがき苦しみ、その先に何かを手に入れた経験は、そのノウハウそのものが商品となる。自分の知識や経験が商品の場合は、仕入れや在庫、高額な初期投資が不要で高利益率、今までの経験が生かせるので、ひとり社長に最も適したものとなる。」
    →これからビジネスパーソンに対するアドバイスをする上で、かつ、自分がビジネスを行う上で、知っておくべきこと、学ぶべきことだと感じました。これからも、苦労を惜しまないようにしなければいけないですね。

    【もう少し詳しい内容の覚え書き】

    ○ひとり社長になる
    ・フリーランスはプレイヤー、ひとり社長はプロデューサーというイメージ。仕事内容にあまり差はないが、法人か否かの違いはある。個人でも法人でも、ビジネスモデルを稼働させ、しっかりとした売上を立てられるかが重要。税制面での「法人化」のメリットは「社会保険」。年金額は違ってくる。
    ・自分が何の専門家であるかをわかりやすくすることがまずは重要。そこで顧客を一定数獲得した後、「何でもできる」にシフトする。「できることで求められていること」かつ「やりたいこと」には片っ端からチャレンジすべき。

    ○ひとり社長のスタートアップ
    ・売れない理由はニーズが顕在化していない「売りたい商品」を売っているから。顕在化している「売れる商品」を売る。
    ・コンサルティングや施術など「無形のサービス」は、原料や仕入れに原価がかからないので、利益率はモノに比べ圧倒的に高いが、顧客からすると、手にとったり他と比較したりできないので、ハードルは上がる。「売りやすいが利益率の低いモノ」と「売りにくいが利益率の高いサービス」を組み合わせてみる。

    ○ひとり社長のビジネスモデル
    ・どう利益を上げるかという「ビジネスモデル」が、どう売るか・どう買ってもらうかという「営業戦略」より大事。
    ・現業の上流に目を向ける。目的に目を向け、それをサポートする領域に踏み出す。「最新の技術を身につけて差別化し、単価アップを図る」というほうに流れがちだが、「最新の技術」と言えるものは賞味期限が非常に短い。
    ・人は楽しい場所に集まり、楽しいものにお金を使う。BtoCの場合、顧客に「生活費」としてではなく、「交際費」「遊興娯楽費」として支出してもらう。BtoBなら、「支出」ではなく「投資」対象になる商品。商品やサービスによって売上利益というリターンを得られるという確信を持ってもらえるよう努める。
    ・新規開拓の赤字を既存顧客の利益でカバーできている状態をいかに作り出すか。顧客は「開拓」し続けるのではなく、開拓した顧客のリピートをいかに増やすかに注力し、そこから生まれる利益で次の「新規開拓」を行う。
    ・セミナーや講演は、フィーをもらい、経費を負担してもらいながら、コンサルティングのクライアント候補を発掘するという、お金のかからない営業活動。
    ・教室ビジネスにして、作業をやってもらうなど、顧客に「手間」を転嫁できる部分はないか考える。人件費や設備の「固定費」を増やさず、「楽しい」「役に立つ」と喜ばれながら、未来の顧客を発掘することも可能になる。
    ・ビジネスは、次のビジネスニーズを顕在化させるために行う。今手掛けているビジネスは、次のビジネスのネタや見込み客を探しているという意識を持つ。

    ○ひとり社長の営業戦略
    ・人は「売り込まれる」ことにネガティブな印象を持ちがち。本当にバッチリのタイミングでの提案以外、反射的に断ってしまうことがほとんど。顧客が「欲しい」と思った瞬間、目の前に商品案内がある仕掛けを構築する。水道設備工事のマグネットシールなどがその例。
    ・商品やサービスを手にするまでの顧客の近未来を「自己投影」するために尽力する。顧客は、それが欲しいと思っていても、それを手にするまでの自分の近未来がイメージできない場合、購入を躊躇(ときに中止)してしまう。文章や言葉から、売り手の印象次第となる形容詞を省く。客観的事実の表現を心がける。主語を「顧客」に変換する。

    ○ひとり社長の時間管理術&セルフコントロール術
    ・自らにコンサルタントをつけるなどの「他人の目」のプレッシャーや、安くない金額を支払うプレッシャーを使うと、「もったいない」「カッコ悪い」という感情に後押しされる仕組みをつくれる。SNSなどネットで衆人環視の状況を作るのも効果がある。
    ・「今すぐ」始め、「他者の目を使いながら」なんとか3ヶ月続けてみる。やれば成果が出ることを確信できれば、その後は比較的スムーズに習慣化に向かう。過去と今を比較して成果が出ていると明らかに差が見えるためには、3ヶ月程度の時間が必要。継続や習慣力の力を体感すると、コツがつかめる。

    ○ひとり社長の情報発信術
    ・自分のことをすでに知っている人に向けて情報発信すべき。継続的な情報発信は、既知の人々との関係性を強化するのが目的。消費者が最も重要視するのは「誰」から買うか。自身の生き方(日常)の情報こそが大事。営業時間など、「誰のために情報を発信しているか」を公表することも重要。
    ・情報発信の種類や目的は、つながる(関係性の構築、周りから見た自分像)・蓄積する(賑わい感や一貫性、信用、良質転化)・届ける(メルマガなどのプッシュ型ツール)の3つに集約され、この3つが重なり合ったエリアの人が顧客になる確率が高い。
    ・専門家であることの認知(専門知識の解説やケーススタディの紹介)、信用や信頼性(発信の継続、二次情報は避ける)、買い方の教示(商品、サービスの買い方)、という3つが顧客の中に沸き起こる情報を発信する。

    ○「ひとり社長」ができあがるまで
    ・世の中のセミナー主催者が求めている講師をリサーチした結果、普遍的なテーマである、講演は楽しくなければいけない、の2つのポイントが見えた。受講者が「来てよかった」と思うのは、「わかりやすかった」と「腑に落ちた(楽しい、ぼんやりしていることを明確に言語化してもらえた)」という感情になるとき。
    ・講演(商品)の内容ももちろん大事だが、「売りやすくする」ことも選ばれるポイント。案内しやすいように自分自身のチラシを作ったり、企画書を数パターン用意したり、販促用に自分の書籍をプレゼントしたりすると、エージェントが主催者に営業しやすい。
    ・自分が必死でもがき苦しみ、その先に何かを手に入れた経験は、そのノウハウそのものが商品となる。自分の知識や経験が商品の場合は、仕入れや在庫、高額な初期投資が不要で高利益率、今までの経験が生かせるので、ひとり社長に最も適したものとなる。

  • 納得する事が多い

  • ひとり社長としてのノウハウが書かれているが、ひとり社長に限らず、これからの時代の営業方法に活かせることがたくさん書いてある。
    なかなかの良本である。

  • 一人社長で事業を拡大させる際にネックになってくるのは固定費。そこを、外注に託し費用を変動費化することが可能ということ。営業や受付窓口(電話対応)、経理の一部をアウトソーシング化、しかも成功報酬や従量課金というスタイルでうまい仕組を作られているという印象です。業務を細分化、平準化することで外注化することができるということが分かり、どのような業種でも取り入れられるアイデアだと思いました。

    また、たくさんの人員を抱える競合各社と同じことをしてはいけない、一人社長ならではの戦略や、SNSの特性を活かした使い方やターゲットがよく分かり参考になりました。

  • ひとり社長のやり方について書かれている
    固定費は極力少なく
    事務所、在庫、しがらみ
    営業、窓口、家賃を変動費化

    人は楽しいに集まり、役に立つに投資する

    やってはいけない営業
    戦略なき目玉商品集客
    相談、見積もりの無料開放
    安全地帯からの投石営業
    異業種交流会でのグイグイ営業
    超下から目線営業

    自己投影してもらう
    形容詞ではなく客観的事実の表現
    主語をお客様に
    100人よりも1人の熱狂的ファン

    情報発信はCAP
    CONNECT SNSを使う、賑わい感か一貫性
    ARCHIVE ブログ、youtubeで情報の蓄積
    PUSH メルマガ

    専門家であることの認知
    信用や信憑性
    買い方の教示

    専門知識の発信もよいが
    お客様の不(不安、不満、不便)をどのように解決できるかを発信する
    事例など

    仕入れや在庫が不要
    高額な初期投資が不要
    高利益率
    今までの経験が活かせる
    代金を前払いいただける

    普遍的なテーマ
    フロントエンドとバックエンド

  • ・コンサルを売る場合でも、完全無形にするんじゃなくて、テキスト、ツールとかものもセットにするとハードルが下がる

    ・ペルソナを考えるときは架空の人物じゃなくてガチで存在する自分の知り合いとかを設定する

    ・秘書代行とか営業代行とかいろいろあるから使うべし。雇用とか固定費はさける。

    ・消費という考え方で買われるのではなく、投資という考え方で買われるようなモデルにする

    ★ワードプレスの仕事を取る一番の方法はワードプレス教室をやること。
    →作業をしてるならその作業を教室にしてみると売れやすい

    ★今手掛けてるビジネスは次のビジネスのネタ探しにもなってることを意識


    ★人は経済合理性を欠いた行動をとり、最終意思決定は論理ではなく感情で行う

    ・売り込むのは論外で、売ってることを認知してもらうくらいでいい、必要なら買うし。
    →店舗の貸切できるんでぜひどうぞ!ではなく、店舗で貸切してくれたらこんなに盛り上がりましたー!みたいにする

    ★一番大切にしないとダメなお客さんは上得意客。いわゆる自分のファン。この人たちは客全体の1割とかやけど8割のうりあげをつくる。リピートするからLTVもたかい。パレートの法則的な感じ

    ★セミナー集客の数はV字を描く。受付開始後と受付終了前が申込いちばん多くて、中間がいちばん少ない。中間の時にもう集まらんって判断するのはもったいなすぎる。
    →それやっちゃってたから気をつける

    ★★教え子には面談後、必ず期限付きのタスクを振ること。

    ★★自分のタイムスケジュール記録は後回しにしない。

    ★セミナーをやるたびに記事とかにまとめておいとくと、それが実績になり、それを見た人から講演依頼がきたりする。これはツイッターとかのフロー系じゃなくてブログとかのストック系に蓄積する方がいい

    ・自分が買ったものがないものは人に売るのが難しい。類似サービスがあれば使ってみること

    ★集客しなくていいので、呼ばれて講演する講師エージェントは使ってみる

    ★★セミナーでは、参加者が頭にぼんやりと浮かんでるけど言語化できてないような内容を言語化してあげると納得して喜んでくれる

  • 仕事をする上で自分の適性というものを把握しなければ何事も上手く行かない。

    この本の著者は自分自身の失敗から自分の適性を知り「ひとり社長」という仕事のスタイルをつくりあげました。

    こうやったら上手くいく、ではなくこうやったから失敗した。
    だからこういう風にしてみたという流れはとてもわかりやすい。

    この本に書かれていることをただ真似するのではなく自分の適性を知った上で参考にすると良いと思います。

    面白かったです。

  • うらやましい。
    ひとり社長になってみたいが、売るものを見つけられないのが問題です・・・。

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著者プロフィール

満員電車に揺られるサラリーマンから、年商150億・従業員300人規模の会社経営までを経験し、2011年、自分史上最も理想的な働き方「ひとり社長」に落ち着く。最大の悩み「人間関係」から開放され、ひとり社長ならではの高収益ビジネスモデルを実現する事に成功。可処分所得は会社員時代の20倍程度。現在は自ら2社のひとり社長企業の経営を行うほか、経営者としての醍醐味も味わえる「ひとり社長」の起業支援や現役「ひとり社長」の経営支援を積極的に行っている。

「2020年 『ひとり社長だから自由自在! 驚くほど高収益なビジネスモデル設計法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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