- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784756252753
作品紹介・あらすじ
「まるでファンタジー!」な世界最高峰のジュエリー特集!
王冠に代表される王や君主を象徴する宝飾品は、英名で「Crown Jewels(クラウンジュエル)」や「Regalia(レガリア)」と呼ばれます。 古今東西の君主たちが、その威信をかけて、それぞれの国の時代や美意識のもと、最高峰の職人たちの技術を結集させてつくらせた宝飾品の数々が、時を経て受け継がれ、そこに国家の栄光や苦難の歴史が刻まれていく……。 ドラマティックなクラウンジュエルの世界を貴重なビジュアルでご紹介する小さな宝石箱のような写真集です。
感想・レビュー・書評
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〈Crown Jewels〉〈Regalia〉とは、王や君主を象徴する宝飾品のこと。
ヨーロッパ、アフリカ、オリエントの3つに分類し、世界のレガリアを紹介する図鑑。
ヴィクトリアン、ロココ、アンピール、ゴシック、ルネサンス、アール・ヌーヴォー、アール・デコ。
ジュエリースタイルの解説コラムつき。
できうる限りフルカラーの写真が使われており、眺めているだけでうっとり。
きらびやかな宝石。
細かな装飾。
技術と富をつぎ込んだアイテムの数々は、どれも美しい。
レガリアに共通するモチーフには、きちんと由来があることを知り、勉強にもなった。
部分的に取り外せたり。
ネックレスやブローチに分解できたり。
シニヨン飾りとしても、大きく広げて冠としても使えたり。
冠が不動不変のものではなく、フレキシブルなところが、意外でおもしろかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
王や君主を象徴する宝飾品、クラウンジュエルやレガリア。
それらの王冠、王笏、宝珠等をカラー画像で紹介する。
CHAPTER1 EUROPE CHAPTER2 AFRICA CHAPTER3 ORIENT
ジュエリースタイル図鑑I~VII 描かれた王冠1,2
凡例、MAP、INDEX有り。主要王家は系図有り。
クラウンジュエル等、主な画像はカラー。
王家の人々の肖像画と写真はカラーとモノクロで、
クラウンジュエルを身に着けた画像も多数。
世界各地にある、クラウンジュエルやレガリアを紹介する本です。
現存する王家、かつてあった王家や君主たちが、戴冠式や儀式で
身に着けた、豪華な、或いは様式美、独特の宝飾品。
歴史の中、国の頂点に君臨した者たちの栄枯盛衰同様に、
クラウンジュエルやレガリアも数奇な運命を辿ります。
革命の原因、戦争等による散逸、時代を経て突如姿を現す・・・。
装飾には様々な意味があったり、その地域の国土や文化が
窺えるものもあります。アフリカやオリエント、アジアの国々は、
特に独創的。バウレ族の王冠の象がなんとも可愛かったし、
中国のカワセミの羽根での装飾は色鮮やかさに魅了されます。
日本では、後桜町天皇の宝冠が掲載、太陽の装飾が個性的です。
ロシアの王冠や帽子の縁がモコモコ毛皮なのは、防寒?
貴金属や宝石がたっぷりと使われた王冠は、息を呑むほどの
豪華さですが、かなりの重量だと思われました。
これを頭に載せるのか・・・。 -
美術展を見ているような充実感。
絢爛豪華なクラウンから素朴で無骨な冠まで。個人的には、中国のカワセミの羽の装飾品が美しく気になった。 -
とても素敵
宝塚宙組のアナスタシア公演でお召しになっていた
マリア皇后たちのお衣装のもとになったのではないか、
と思われるお写真もあります -
古今東西の世界の王冠の写真集。世界中の王様が頭に綺麗で高価な金銀宝石の飾りをつけ、自らの地位を誇示している。どうして頭なのか。頭は目立つから?
本の創りもにくい。15cm×15cmの正方形で、右に大きく王冠の写真、左にその王冠をつけた王様の写真と説明が載っている。
2020.10.8初版第1刷 図書館 -
写真が豊富だし、こぶりなソフトカバーで気軽に読める良い本でした。所蔵の一覧がついているのもナイスです。
「世界のドア」と本の体裁がよく似ているなと思ったら、関連会社なのね。「世界のドア」もとても素敵な本です。このシリーズはどんどん買ってしまいそうになる。 -
アジアやアフリカのクラウンとても綺麗。日本も一つだけ載っている。どれもすごく綺麗で、絶対無理だけどいつか被ってみたい。近くで見るだけでもしたい。
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ヨーロッパの物メインだけど、アフリカやアジアの物もちょこっと。
中国の翡翠(カワセミ)の羽根の装飾工芸はすごかったなぁ。
でも経年劣化が心配になる。
ヨーロッパでは鮮やかな色の小鳥の標本を帽子に飾り付けるのが一時期流行りましたよね。