BEFORE THEY PASS AWAY -彼らがいなくなる前に-
- パイインターナショナル (2016年12月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784756247964
作品紹介・あらすじ
世界で大反響の「美しい」少数民族写真集、待望の日本版!
写真家ジミー・ネルソンが世界各地の少数民族を訪ね、失われつつある生活や文化を彼らと生活をともにしながら、その肖像を撮影した写真集。
原書発売後、瞬く間に欧米30カ国以上で出版された話題の受賞作です。
感想・レビュー・書評
-
1967生まれのイギリスの写真家ジミー・ネルソンの少数民族の写真集。報道写真を撮っていたが1997年から極地に生きる人々の写真を撮る。
20か所、1ページでその民族の起源、伝統、信仰、日常生活、食事を説明。これが簡潔だがよくできている。写真は7~10ページくらい。顔の大写し、全身、人物はみなポーズをつけられている。風景も芸術的。
〇モンゴル・カザフ(チュルク系)
〇ナミビア、ヒンバ族 ドレッドヘアだ。
〇パプアニューギニア、フリ、アサロ、カラム族 ~白塗りの顔。
〇ロシア、チュクチ族 チェコトカ半島で暮らす。トナカイ遊牧のチャウチュ族と海岸にすみ海獣を狩るアンカリン族に別れる
〇ニュージーランド、マオリ族 顔面に黒い文様
〇ネパール、ロー王国、ムスタン族 チベット仏教
〇アルゼンチン、ガウチョ ヨーロッパ人と土着民の血。中にはアフリカ人の血を引く者もいる。
〇モンゴル、ツァータン族 トナカイ遊牧だが、トナカイはミルクを利用し、肉はエルク、ムース、イノシシを食べる
〇エチオピア、ムルシ族 牛を飼う。女性は粘土板を下唇につけていることで知られる。男性は体に白塗の写真。
〇インド、ラバーリー族 部族名は「アウトサイダー」の意味。西インドの放浪の民だった。
〇ケニヤ、サンブル族 14万人。トゥルカナ湖の南で牛、ヒツジ、ヤギ、ラクダで遊牧生活。ミルクと牛の血が食事。
〇インド、ラダック族 北インド、ジャンム・カシミール州のヒマラヤ山脈とカラコルム山脈の谷あいに住む。
〇バヌアツ共和国、バヌアツ族 メラネシア系。83の島。
〇チベット チベット人
〇エクアドル、ファオラニ族 アマゾン源流。
〇インド/パキスタン、ドロクパ族 ジャンム・カシミール州のラダックにあるダ・ハヌ谷の3つの村で暮らす
〇エチオピア、ダッサネッチ、バンナ、カロ、ハマル族
〇インドネシア、ダニ、ヤリ、コロワイ族 ニューギニア島。サゴ椰子の澱粉を常食。男性器には細長いひょうたんをはかせる。
〇ロシア、ネネツ族 シベリア極北北極海沿い。トナカイ遊牧民。
〇タンザニア、マサイ族 食物は牛で賄われる。肉、ミルク、血。
表紙はマサイ族
2016.12.15初版 図書館詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
迫力がすごい。一方で記念撮影感。
-
少数民族の肖像が撮影された写真集。交通網の発達やインターネットの普及によって、こんなにも外国が身近になった現在でも、ページをめくるたびに知らない世界に出会えます。どんなに気怠い一日も、この肖像に写る瞳に見つめられたらシャキッと背筋が伸びます。
-
豊島園の湯の庭で読みました!
-
図書館でジャケ借りした写真集。
世界各地の少数民族の写真が
彼らの居住地とともに載っています。
この本を見ていると、
同じ人間でもこんなにも見た目や服装、
住んでいる場所、表情も違う。
そういうことがビジュアルで分かる。
多様性を理解するためには
自分たちがone of themだということを
知ること。
子ども達にも良い刺激になった一冊。
-
写真家ジミー・ネルソンが世界各地の少数民族を訪ね、失われつつある生活や文化を彼らと生活をともにしながら、その肖像を撮影した写真集。
原書発売後、瞬く間に欧米30カ国以上で出版された話題の受賞作です。(アマゾン紹介文)
写真の強さに圧倒される。 -
いろいろ感性に訴えられる深い、深~い内容の写真集です。
-
ヨシダナギの好きな写真集
-
ドイツフォトブックアワード2014金賞。キレイすぎてウソっぽい少数民族の写真集。表紙はマサイ。
-
☆少数民族のポートレート。奥行ある写真。