- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784756243201
作品紹介・あらすじ
フランスの文化や歴史に根ざした色の由来をたどる色事典
ボルドーワインの赤、フランス菓子マカロンのベージュ、ブルゴーニュの葡萄色、エルメスのオレンジ、モネ「睡蓮」のブルー、ゴッホ「ひまわり」の黄。_本書はフランスの文化が生んだ250色を、色の名前と由来、それにまつわる写真で美しく綴ります。また、フランスならではの配色見本を四季ごとに紹介。すべての色にCMYK値、RGB値をつけています。
感想・レビュー・書評
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古くからある定番色から比較的新しい色まで、その色の由来や文化的な背景をバランスよく知ることができる。巻末には収録されているすべての色のCMYK値・RGB値がまとめられており、便利。
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大学時代にお気に入りだったカフェに置いていた本。
虹が七色とは限らないように、文化が違えば、認識の境界線も違って、何と何を区別するかが違うんだな、と実感できる。 -
フランスでは貴族の間に色名に変な名前を付けるのが流行っていたらしく、そういうのの片鱗がうかがえます。
あと、現物(栗とか青空とか)の写真がすごく美しいです。色校正には苦労されたのではないでしょうか。 -
日本の渋い伝統色ももちろん好きだが、絵を描く端くれとしてフランスの伝統色にも興味があり読みました。モネが愛した青とシャガールが愛した青は微妙に違うのだなあ。アントワネット王妃が愛したピンク、ナポレオンの青、北斎が「ベロ藍」と言って愛用していたプルシャンブルー(黒に近い青)などその色の多様性はさすがだ。色に因んだ感覚的にハイセンスな写真も載っている。悪魔の酒と言われたアブサンの色は緑なんですね。たくさんインスピレーションをもらえる本。ゲンスブールも愛した仏煙草ジタンの青とかカッコイイ。由来が知れるのがいい。