- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784753394081
作品紹介・あらすじ
初版以来10年。その間の経験と連想を追補。面接技術の錬磨にかけた著者の二十余年の自伝的な流れを一つの軸に、臨床経験から創造と検証を重ねて練り上げられた理論的体系。精神医学・臨床心理・教育分野など面接に関わる人に必読の書。
感想・レビュー・書評
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全体として雲を掴む感じで初学者のわたしにはピンと来る感じではなかったです。もう少し面接経験を詰めば色々行き詰まるポイントへの回答のヒントとなるようなことが書かれてるのかもしれません。
また数年後に読み直したいと思います。 -
ざっと読んだが、自分には響かず。
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手元に本がないので、正確な記述は分からないけれど「患者の予後、経過を正しく予測することができていれば、正しく患者を理解できている証」というような内容の話が心に残った。あと、視覚的に相手の話をイメージするとか、相手の身体に入っていることをイメージするとか、やたらイメージする技術が多く出てきて、これは本を読んだだけじゃ習得不可能だなと思った……(当たり前だけれど)
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うーむ、慣れない分野、精神科の本を、やっとの思いで読み終えた、長かった。ともあれ、この本の推薦者が引いた線を意識しながら、自分の面接時に考える事と対比させながら読んでみた。私的には、最後の13章が一番楽しかったが、ま、本当はそれまでに至る12章までがキッチリしてこその最終章だけれど、それは置いておいて、楽しめた。さて、P13の予想の的中だが、これは精神科に限らず医師に限らず誰しもがやっていることだろうけれど、振り返ることまでしてる人は少ない気もする。私も、やってみよう、そうしよう。P14の技術は伝承されねばならない、は、同意。逆に言うと、伝承できる技術に落とし込めないという事は、理解できていない事なのだろうと反省する。P31の医術⇒医学へは、進歩では無く退化な感じととれたが、他職種との連携や共有、交換を考えると致し方ないが。P51の非言語レベルと言語レベルについては、私も普段から気にするようにしています。患者さんの服装変化や髪型変化に気づくのに鈍い私が?って感じですが、まぁ、努力してるってことで。P66の診断面接の方法やセッティングは、SPIKESと呼ばれるバッドニュースを伝える方法論で学んだが、より細かい気遣いや観察が、とても勉強となった。特に、P67の目の高さや、P68のドアの位置、手遊びしながら、など。この先は、精神科における病態の話や面接の話の掘り下げで、ちょっと難しかった。P200の「からだの具合はどうでしたか?」は、私も利用するなぁ。また、同じページの化学物質の摂取については、薬剤師として知っておいて、面談において気にしなければならない点。意識障害のチェック方法で、15分と言う時間経過の認知を利用するのは、とても有用だと知ったし、P230の、その個人のもっとも優れている能力の低下は、意欲や元気に繋がるので、やはり気になるところですし、P231の希死念慮の「死にたいと思う時もまりますね」、という問いかけ方、また続いて、「その時自殺を思いとどまるのに何が役立ちましたか?」に関する考え方も重要であった。p239の反駁できない内容が「空」な発言・記述については、反省された。など、実りある読書であった。鈴木先生、ご紹介ありがとう。
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やっとこさ読了!
私にとっては濃厚な内容だったので、ずいぶん長い時間をかけての読了となりました。
本書では、面接場面で助けになるヒントが紹介されています。
話を視覚的にイメージすること、
観察するポイントと留意点の紹介、
聴き方の姿勢、
言葉の使い方など、
「そうだ、そうだ」と手を打ちたくなるようなアドバイスがいくつもありました。
本書の内容そのものが視覚的にイメージしやすいものだったので、これらの中で自分がとくに取り入れたいことを再整理して、冬休みの間に頭にしっかり染み込ませようと思います。 -
勉強になりました。いろいろな相槌を練習したくなる。いや、そんなことだけでない。
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具体的で細かく、大変タメになる、というか「使える」一冊。
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名著。読んでいて気持ちがさわやかになる。
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神田橋先生のご本は、1回ではわからないようになっている・・・とご本人からお聞きしました。
ホッしました。
最後まで読めていません(^-^;;
だから 評価もつけていません。