伴侶種宣言: 犬と人の「重要な他者性」

  • 以文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784753103171

作品紹介・あらすじ

種族も性も、生命/非生命も越えて寄り添う伴侶種たちの新しい理論とは。現代思想・科学論・フェミニズムの第一人者が到達した究極の他者論。ペットでも家族でもない犬との新しい関係を出発点に最先端を凝縮したマニフェスト。

感想・レビュー・書評

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  • 副題にも入っている「重要な他者性 Significant Otherness」という概念は、使いでがありそうだ。

    「飼い犬は毛皮をもった子どもだとする西洋世界の人間の危険で非倫理的な投影の数々とは裏腹に、犬たちは〔人間の〕自己とは一切関係がない。それこそが犬の良さでもあるのだ。犬は投影ではない。何らかの意図の実現でもないし、何かの最終目的でもない。犬は犬である。つまり、人類と共に特定の環境の中で生き、構成的かつ歴史的で、変幻自在の関係を築いてきた、あの生物種なのだ。(p.20)」

  • 毎日書評、2014-01-26

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著者プロフィール

1944年生まれ。コロラド州デンヴァー出身。1972年、イェール大学にて生物学の博士号を取得。ハワイ大学、ジョンズ・ホプキンス大学で教鞭をとり、1980年、カリフォルニア大学サンタクルーズ校人文科学部意識史課程教授に就任。文理融合型のフェミニズム理論を推進する。現在、同大学特別名誉教授。主な著書に『猿と女とサイボーグ』、『犬と人が出会うとき』(以上、青土社)、インタヴュー集『サイボーグ・ダイアローグズ』(水声社)、共著に『サイボーグ・フェミニズム』(水声社)がある。

「2013年 『伴侶種宣言 犬と人の「重要な他者性」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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