- Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
- / ISBN・EAN: 9784752010302
作品紹介・あらすじ
暗い森に住む、年老いた呪いの魔女。人間嫌いのその魔女の元をある日、一人の少女が訪ねてきて…。へそまがりがすぎて、呪うことしかゆるされない魔女と、少女の心あたたまる物語。
感想・レビュー・書評
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モノトーンの細やかな絵のところどころに真紅が効果的に使われ、白、黒、赤の世界がとても鮮やかなものに見え、魅入られる。
安東みきえさんの作品といえば、光村図書の中学国語1に、『星の花が降るころに』があり、この年頃の女の子の‘人間関係が世界の全て‘であるような状況をとてもよく表している。
この絵本も人の心の捉え方を題材にしている点で、少し似たところがある。
「呪い」という言葉はとても恐ろしげだけれど、どんな「呪い」をかけるのか?
人は物事を一面でしか捉えない傾向にあるが、もっと多面的に見ると世界は変わると教えてくれているようだ。
2023詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大人向けともいえる絵本でした。
最初意味がわからなくて、もう一度読み返したら、そういうことか!と理解できました。
装丁や絵、内容ともにセンスのある素敵な絵本です。暗い色調なのは魔女の物語だから…
登場人物が猫やネズミなのが、なんか良い!と思いました。
おすすめします。 -
ひねくれ者の魔女の元に一人の娘がやってくる。ある日生まれた王子に魔女は呪いをかけに行くが…
なんとなく結末は予想できるが、魔女と娘の交流は心温まる。 -
牧野さんの絵なので手に取ってみたが、お話もとてもよかった。
黒と赤のイラストが印象的。 -
一目惚れしてしまい購入。イラストの雰囲気も良いしお話もまとまっていてよかった。
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この魔女、へそまがりすぎます
本当に心あたたまる物語です
絵もこの世界観にぴったりで、絵本のように読める児童書です
私も、この魔女に呪いをかけられました
もう逃れられません