100年たったら

著者 :
  • アリス館
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本棚登録 : 828
感想 : 68
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784752008569

感想・レビュー・書評

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  • 輪廻転生のお話。
    何度となく100年を繰り返してようやくお互いが意思疎通できる形に生まれ変わった。
    その後はどうなるんだろ。
    それを想像するのもまたよし。

  • 広い草原に、ライオンがただ一頭という冒頭。災害、それとも人間による破壊があったのでしょうか。そんな生命感の乏しい場所で、出会ったライオンとヨナキウグイスの、おそらく束の間の友情。「夢十夜」の女のように「100年たったら」という約束が、ずっと続いていくのですね。命には限りがあるけれど、輪廻を信じて生きたくなります。

  • 絵本「100年たったら」 石井睦美 - 広告する日記
    https://blog.goo.ne.jp/rintaro-uchida/e/9e5b08c143d67f66431807e64e4018b4

    100年たったら - 本をさがす - アリス館
    http://www.alicekan.com/books/100.html

  • ひとりぼっちのライオン
    ボロボロの鳥がであう。
    友情にじーん。
    ふたりの別れにじーん。

    そして、長い長い年月をかけて
    何度も出会うふたり。
    あるときは、波と貝
    あるときは、おばあさんと花
    あるときは、黒板とチョーク
    そして、あるときは、りすとりすにふる雪

    そして。

    この人あったことあるかんじがする
    ってことあるよなぁ。
    こんな風にいろんなご縁で出会ってた人かも?
    っておもったら、なんだか愛おしい。

  • 「ーーなんだかまえにあったことがあるみたいだ。」

    この文までに何度も何度も泣いちゃった。よくわからないけれど、泣いちゃった。(7分)#絵本 #絵本が好きな人とつながりたい #100年たったら #石井睦美 #あべ弘士 #アリス館

  • ライオンと鳥、転生の物語。
    こんな素敵な出会いが巡っているのだとしたら、この世界も捨てたもんじゃないと思える。
    夜のシーンの絵が素敵。

  • 満月の晩の別れが美しい。

  • 旅立たれる側の切なさが切なすぎて切ない。
    旅立たれる方に感情移入してしまうから
    最初はライオンに、次は波になった鳥に、
    次はおばあさんになったライオンに。
    そういう順番も意識して書かれたのかな?と思った。
    好きな人とか、大切に思ってる人が
    去っていってしまう想像をする。
    でも、これはライオンと鳥だけのことじゃなく
    いつか本当に来る瞬間。みんなに平等に来る瞬間。
    先に旅立ってしまえればなぁと思っちゃう。


    切ないけど、こういう静かさを感じる物語、
    美しいなと思う。
    100年経ったらまた会いたい!

  • 輪廻転生。ライオンは貝になり、お婆さんになり、魚に…ある時男の子と、鳥は女の子に。何か会ったことあるかも…

    あらしのよるに を描いた方

  • 「100年たったら」タイトルからは想像もしなかったけれども、なんともいえず良かった。「100万回生きた猫」に通じるものがある生と死、ロマンスの本。
     

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著者プロフィール

作家、翻訳家。子どものための読み物に「すみれちゃん」シリーズ(偕成社)、創作絵本に『100年たったら』(アリス館)、翻訳絵本に『せかいでさいしょに ズボンをはいた 女の子』『おばけのキルト』(小社)など。

「2022年 『色とりどりの ぼくの つめ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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