さくらいろのりゅう

著者 :
  • アリス館
3.88
  • (14)
  • (11)
  • (15)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 172
感想 : 21
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784752007050

作品紹介・あらすじ

むかしむかしあるところにひとりのむすめがいました。むすめはいつもひとりぼっちでした。はじめてできたともだちはりゅうでした。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 昔々ある村に「役に立たない小石のようだ」と蔑まれ<コイシ>と呼ばれる娘は、いつも独りぼっち・・・ある日<コイシ>が、山の泉の水面を覗きこんでいると、青く光る龍が現れます。「なんて綺麗な龍なの!」 <コイシ>と竜はすっかり仲良しになり、桜貝をさし出すと、龍は自分の鱗の一つを与えてくれるのでした・・・。青い鱗で輝いていた龍が、〝桜色の龍〟として生まれかわり、<コイシ>を連れ天に向かって真っすぐに昇っていく光景は、絵本作家・町田尚子サンの色彩のコントラストが見事に活かされた、うっとり見入ってしまう絵本です。

  • 女の子コイシ
    村人から除け者にされているコイシは山の奥の泉で水色のきれいな竜と出会う
    桜色の貝をあげたお礼にうろこを1枚もらう
    村人がそのうろこのことを知り、竜に桜色の貝を大量に投げつけ、うろこを全て奪ってしまう
    弱ってしまった竜の体に桜色の貝を乗せると、桜色のうろこになり、竜はコイシと一緒に飛び去る
    その後、泉は枯れてしまうのだった。

    悲しい昔話のような絵本。

  • 町田尚子展で展示されてた作品を見て読みたくなりました!子供も何度もりゅうを指差して興味深く見てました。

  • 「いつも、ひとりぼっちのコイシに初めてできた友だちはりゅうでした。ある日、りゅうがコイシに青いうろこをくれたので、コイシは自分のたからもののさくらいろの貝と交換します。そのうろこが、欲深い男たちの目にとまり・・・。コイシとりゅうの友情、欲深い人間の姿を描きます。昔話風創作絵本です」

  • ウロコが可愛い。

    でもストーリーは結構残酷。

  • 日本の原風景を清らかに描く。
    少女の魂に想いを馳せる。

  • 2023.5.18 5-1
    ✳︎
    2021.12.8 5-3

  • 2020/10/5

  • コイシという名の少女が、りゅうと仲良くなって、青色鱗をもらう
    はまべてひろったピンクの貝殻とよく似てる鱗でした

  • 2019年3月28日

    デザイン/椎名麻美

全21件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1968年東京都生まれ。画家、絵本作家。武蔵野美術大学短期大学部卒業。絵本作品に『ネコヅメのよる』(岩崎書店) 『ねことねこ』(こぐま社)『ねこはるすばん』(ほるぷ出版) 『なまえのないねこ』(竹下文子・文/小峰書店)など。画集に『隙あらば猫』(青幻舎)がある。

「2023年 『ひげよ、さらば』 で使われていた紹介文から引用しています。」

町田尚子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×