ぼくはおじいちゃんと戦争した

  • あすなろ書房
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本棚登録 : 125
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784751530344

作品紹介・あらすじ

おばあちゃんが亡くなって元気のないおじいちゃん。フロリダから呼び寄せ、一緒に暮らすことになったのはうれしいけど、おじいちゃんが使うのはお気に入りがつまったぼくの部屋。これは一大事だ!

ロバート・デニーロ主演映画『The War with Grandpa』(2020年、全米興行収入初登場第1位)原作本。

感想・レビュー・書評

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  • 1984年アメリカの児童文学。2020年に映画化されている(おじいちゃん役はロバート・デ・ニーロ)。
    おばあちゃんの病気のために温暖なフロリダに引っ越していたおじいちゃんが、おばあちゃんの死をきっかけで我が家に来ることになった。おじいちゃんは大好きだけど、ぼくの大好きな部屋がおじいちゃんの部屋になるなんて!仕方がないのかもしれないけれど、ぼくはおじいちゃんと部屋をかけて戦争をすることにしたんだ。
    主人公の五年生のピーターが実にいい子で、おじいちゃんの部屋に深夜に目覚ましを仕掛けたりするのに、いたずらにも線引きをしたり、おじいちゃんは大好きだし悪くないと思ったり、でも戦争はやめない頑固さで、個性的で面白かったです。
    中学年向け。

  • とっても面白く読んだんだけど、
    まさか古い作品の新訳だとは!!びっくり。
    それくらい新鮮に読めました。

    タイトル通り、自分の部屋を取り戻すために、おじいちゃんと戦争をするジャック。
    戦争のはじまりと終わり、戦争の意味を問いかけけてくる、とても良い作品です。
    なんで戦争をしちゃいけないのか、を説教ぽくなく語られるところがいいと思います。

    オチがもう完璧。
    このオチのためにぜひ読んで欲しい。

  • 2020年から2021年の児童文学を読むため、図書館で借りた。

    フロリダに住むおじいちゃんは、おばあちゃんが亡くなってから元気がない。
    お父さんとお母さんは、おじいちゃんを呼び寄せて、いっしょに暮らすことにした。
    でも、ぼくの部屋をおじいちゃんの部屋にすることに決められてしまい……。

    心の回復と「戦争」を考える本?
    個人的にはそんなにピンと来ませんが、おもしろかったです。
    1984年に出版され、アメリカの児童文学賞を数多く受賞し、2020年に映画化されたそうです。
    たしかに、映画向きなおはなしで、男の子も女の子も好きそう。
    いたずらがありつつ、しっかりとヒューマン・ドラマです。
    字は小さいですが、「ぼく」=ピーターの語り&作品仕立てで、文章も読みやすいです。
    真珠湾攻撃が出てきてどきっとしました。
    小学校4年生くらいから。

  • ぼくが「戦争」を始めるシーンでタイトルの意味が分かり、わくわくしながら読み進めた。
    こどもの「ぼく」にもきちんとここまではやって良い、ここは越えちゃいけない・やってはいけない、という自分なりのラインがあり、揺らいだり後悔したり失敗する中でおじいちゃんと心が通い合っていくのが良い。おじいちゃんにも揺らぎがあり、優しさやチャーミングさが感じられる。
    読み終わった後で原書は1984年に出版されたものと知って驚いた。現代のストーリーとして違和感が全くない。物語の持つ普遍的なテーマとこだまさんの訳の丁寧な言葉選びの賜物だと思う。

  • 多分、おじいちゃんは戦争を知っているのだろう。
    色んなことを考えたのだろう。
    自分が間違ったとも思ったかもしれない。
    その分両親の無責任さが際立ってしまうけど…あの状況では仕方ないのかもしれない。
    でもそれならそれで、せめてしっかり整備ぐらいしてあげて欲しいよね、のちにおじいちゃんがやったみたいに。
    そして、真珠湾の扱いはこんな感じなんだな。

  • なんとも恵まれた環境の子どもたち。部屋を取り戻したいという動機が弱い。余っている部屋がなかったらどうしたのか、譲るという気持ちはないのだろうか。友達も酷いまま。
    今ひとつ共感できなかった。

  • おじいちゃんと孫の部屋をめぐる戦争。挿絵も可愛く、古い話だと思わないくらい面白い作品。私は好き。

  • おじいちゃんい宣戦布告したピーター。戦いを通していろんな気付きをします。お互い大好きなのに、どうなるのかな?
    (カウンター担当/bee)

  • 高学年向け
    子どもの物分かりがとてもよい。

  • 中標津町図書館  佐久間 裕樹

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