犬ニモマケズ

著者 :
  • 亜紀書房
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本棚登録 : 141
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (151ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750516158

作品紹介・あらすじ

SNSで話題沸騰!
ヤンチャないたずらもしながらぐんぐん成長していく黒ラブラドール・レトリバーの「ハリー」と、中学生になった双子の息子たちとのかけがえのない日常。
うっかり食べ過ぎて近江牛みたいに太った「イケワン」ハリー。
丸くなって眠るさまは、まさに恵方巻。
愛されバディを取り戻すその日まで、飼い主・理子さんは今日も奮闘する!

『犬がいるから』に続く、村井家とハリーの爆笑と涙を誘うエッセイ集。
巻末に、ライター青山ゆみこさんとの対談も収録。

「私は犬を通して、繰り返す平凡な毎日の、かけがえのない美しさを理解している。変わらないことは、実は尊いのだと教えられている。そして、犬がただそこにいてくれることが、幸せを運ぶのだと知った。このままずっとこんな時間が続けばいいと強く願っている。犬と過ごすことで、日々感じているわずかな痛みを癒やしている。犬を抱きしめることで、ふとした瞬間、心に開いてしまいそうな穴を、なんとかして塞いでいる。」(本文より)

感想・レビュー・書評

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  • ハリーへの愛情が溢れている。
    先に最新作を読んだからか、より素直に愛情という感情が出ている気がする。

  • 犬愛に溢れている一冊。大型犬だからそれなりに苦労は多いようだが、それ以上のものをくれたハリーと過ごすことへの喜びが爆発している。こんなの読んだら犬飼いたくなっちゃう〜

  • ハリーに会いたい。飛びつかれたい。

  • ハリーへの愛とその間にみえる日常がすごく好きです!

  • Twitter経由でほぼリアルタイムでハリーくんの動向は知ってるはずなのに、改めて読むエピソードは爆笑&感激必至。
    出版記念トークイベントでは
    校正を手掛けられた牟田都子さんとの息のあった掛け合いが絶品でした。(☆もっと付けたい!)
    大型犬を飼ってる人にはあるあるなんだろうか?その大きさ故のパワーに圧倒される。ホントおもしろかった。

  • 黒々艶々の毛並みと近江牛のような体躯、2歳半の青年犬になったハリーはパワーといい、食べる量といい、村井さんへの愛情の量といい、その真っ直ぐさといい、とにかく半端ない。それは一家がハリーに文字通り手加減ぬきでドバドバと愛情を注いでいる証なのだろう。こんな愛情の塊のような存在が、“今日もでっかい体を横たえて、何もしないという重要な役割を必死にこなしている”ことの幸福を、本を通して分けて貰った気分になる。棒を咥え水辺を爆走するハリーの雄姿や、バスタオルの上で眠るハリーの黒々した鼻づら等々の写真が眼福。(2019)

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著者プロフィール

翻訳家、エッセイスト。愛犬家。
訳書に『ゼロからトースターを作ってみた結果』『人間をお休みしてヤギになってみた結果』『「ダメ女」たちの人生を変えた奇跡の料理教室』(以上新潮文庫)、『黄金州の殺人鬼』、『ラストコールの殺人鬼』(以上亜紀書房)、『エデュケーション』(早川書房)、『メイドの手帖』(双葉社)、『射精責任』(太田出版)、『未解決殺人クラブ~市民探偵たちの執念と正義の実録集』(大和書房)など。著書に『ブッシュ妄言録』(二見文庫)、『家族』、『犬(きみ)がいるから』『犬ニモマケズ』『ハリー、大きな幸せ』(以上亜紀書房)、『全員悪人』、『兄の終い』『いらねえけどありがとう』(以上CCCメディアハウス)、『村井さんちの生活』(新潮社)、『更年期障害だと思ってたら重病だった話』(中央公論新社)、『本を読んだら散歩に行こう』『実母と義母』(以上集英社)。

「2024年 『犬と会話する方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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