私が愛する世界 (亜紀書房翻訳ノンフィクションシリーズIII)

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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750515557

作品紹介・あらすじ

米国初の“ヒスパニック系女性”最高裁判事が見た夢
アルコール依存症の父を早くに失い、母とのあいだに根深い葛藤を抱え、幼少から糖尿病を抱えてきた著者。
恵まれぬ環境で夢を追った息を呑む半生の記録――

ニューヨークタイムズ、ワシントンポスト他、絶賛!!

「物質的な貧しさ、慢性的な病気、そして母一人の手で育てられたことなど、私の直面した困難は、しかし決して特別なことではなかった。大きな望みを達成する妨げにもならなかった。なぜ、逆境にあっても意気をくじかれず、むしろ奮起することができたのか。私の楽観主義はどこからきているのか――」(「序文」より)

感想・レビュー・書評

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  • Encouraging.
    逆境を機会に変える力かものすごくて震える。
    自分と正面から向き合って、自分についてよく理解して、自分を信じ続け、他者への感謝を忘れず、他者から学ぶ姿勢を失わず、そして社会での自分の役割を意識して生きている。
    大事とわかっていてもこれらのことを実際に実行することは容易くはないはず。
    話の中ではさまざまな人、恩師、親友と出会い、成長する過程が描かれているが、それらのかけがえのない出会いは、彼女の日々の生き方、物事の捉え方、社会とのかかわり方、それらすべてのたまものなのだろうと思う。
    勇気づけられる本。

  • 面白かった。正直長いなぁアメリカの人はこういうの好きよねと思いながら読んだ部分もあったけど,学ばせてもらえるところがたくさんあった。朝日の書評に感謝。

  • 【書評】西崎文子(朝日2018.11.24)。

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著者プロフィール

1954年、プエルトリコ出身の両親のもと米国ニューヨークに生まれる。幼少期より若年性糖尿病を患い、毎日自らインスリン注射を打つ生活を送る。アルコール依存症だった父を早くに亡くし、残された母セリーナ、弟ジュニアとの暮らしぶりは決して恵まれたものではなかった。しかし、すぐにその才能は開花し、76年プリンストン大学を最優等で卒業、79年にはイェール大学法科大学院を卒業する。ニューヨーク州検事局を経て、民間のパヴィア&ハーコート法律事務所で活躍し、顧客であるフェンディやフェラーリから絶大な信頼を得る。92年から98年までニューヨーク州の連邦地裁で判事を、98年から2009年までは控訴裁判所で判事を務める。同年オバマ大統領により最高裁判事に任命され、今日に至る。

「2018年 『私が愛する世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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