男子のための人生のルール

著者 :
  • 理論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652078242

感想・レビュー・書評

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  • 全部合っているとは言わないし、こうすべきとは言えない部分もあるけれど、一人のおっさんが子供たちに世の中の事を自分の言葉で伝えようとしている事を感じます。
    生きにくい子供時代の窮屈さを、馬鹿になりきる事で強行突破しようとした事もありました。自分を省みても頷けることがあったと思います。
    とにかく人としての礼儀を心がける事。知らない人にも敬意をもって接する事で、挨拶やお礼が帰ってくることの気持ちよさを知る事。言っている事は当たり前に感じるけれど、実際に大人も忘れている事が沢山あると感じました。
    自分にも孫が出来たらこういう風に馬鹿で真剣な大人として子供に向き合いたいです。

  • 「よりみち!パンセ」シリーズ。息子に読ませたろと思って借りてきたが、「ふぅん」とページをめくって終わってしまった。現役中学生には、文章がちょっと説教くさいのかな。
    中学生よりも社会の入り口に立ったくらいの若者が読むほうがいいかもしれない。「万札もって外に出てみろ」は面白かった。きれいなお金の使い方を身につけろ、という意味で…。こういうことは、なかなか女親からは教えられないものだ。

  • いじめられている子へのアドバイスはいじめられていたことのある大人はつい「自分と同じようにやれば大丈夫」「(自分が克服したのだから)そんなことはたいしたことではない」という言い方をしたくなるけど、この人は「こういうやり方をしてとりあえず一週間生き延びろ、その間にこういうことをしろ、それでもう一週間生き延びろ」という言い方をする。子どもにとって命がけの事態であり、克服するのは並大抵のことではないということをはっきりと述べる態度を崩さない。子どもの心を自分の中に持っている人なのだと感じた。

  • Amazonのレビューにもあったけれど、この本は青臭い男子中学生に向けて書かれてる…と思わせて、その親が読んで楽しめる本。
    誰でも思春期には陥る感情を的確に表した文体は、今まさに「ナニカンガエテルカワカンナイ」大人になり掛けの子供を持つ親御さんにはとても共感できるものだと思う。
    もちろん猿のようにオナニー三昧の男子中学生だって読んで欲しい。図書室にでもあればどんなに本慣れしてなくても返却日までには読み切っちゃうはず。なにより読みたいと思わせる文体だから!
    モヤモヤした自分の気持ち、意味わかんねー親の言うことの裏側、少しは解けるかもしれない。

    そして、本書で挙げられているような親の役目を案外こなしてくれていた母、祖父母にも今更感謝してみたり。
    父親が居なくても何不自由なく育ったのはあなた方のお陰です。
    今は苦労させているけれど…我慢の時だけれど、近い内に恩返しできるようにします。
    それまで待っていてください。

  • 玉袋 筋太郎から父に送る手紙なのではないか?
    息子と同世代の中学生に語るという体をかりて、父親への感謝の気持ちを表したという風に読んだ。

    親父の背中流したこと無いな。
    流そうかな。

  • 浅草キッドさんのどちらの方かよく分からず読み始めました(失礼ですみません)でも人柄がとても素敵でした。人間として学ぶべき事をいい加減にしない大切さを改めて感じました。砕けた話題や刺激の強い話題もありますが全部くるめて人間なんだよ、と言われている様で抵抗なかったです。中学生くらいが読んですぐに理解出来なくてもそのうち沁みる本ではないでしょうか。

  • 資料ID:W0139227
    請求記号:159.7||Ta 76
    配架場所:本館1F電動書架A

  • 「男子のための…」とありますが、これは男子に限らず女子にもピッタリな本。

    すごく読みやすい!そして、読み終わった後には、心が広くなって、ちょっぴり大人になれるハズ☆

    これは自分に子供ができたらぜひプレゼントして読ませたいです!


    個人的に心を打たれたのが「勝負にもマナーがある」っていうところ。
    自分が1番!ってアピールする人に、勝ちを譲れるようになりなさいよ~ってあたり、かっこいい
    自分アピールがスゴイ人って、大人になっても多いやん…?


    この本、中学生以上を対象に作られてるみたいやけど、中学生でこれを読んだ人がホントうらやましい!!!

    これをその歳で実行できてたら、きっとオーラも出まくってるんやろなぁって思います

  • 玉袋さんの著書初めて読みましたが、大人の女性が読んでも勉強になることがありました。ぜひ子どもに読ませたい!
    こんな殺伐とした時代だからこそこういう昔ながらのコミュニケーションのとり方っていいな、こういう人間っていいなと思いました。


    引用メモ
    ・我慢と快楽は帳尻が合うようにできている
    50代まで真面目にやってきた人がやらかしたりする

    ・世の中の仕組みを教えるのが大人
    ・「どうも」 挨拶はパスポート
    ・「自分だけが良ければいい」と周りに気を遣わせるようになるな!
    みっともない

    ・一言付け加える!これがコミュニケーション!
    ・お互いが気持ちのいい関係を心掛ける
    ・賭けで全部とっちゃうともう賭けるものがなくなる
    加減(余裕)が人間関係のマナー
    人との付き合いのあり方につながる

    ・勝つことにガツガツしている人は「一番」をゆずって花を持たせてくれる
    周りの人を知る
    勝ちを譲ることで男っぷりがあがる

    ・みんなが「相手にとって、気持ちのいいやつでいよう」って思いながら
    付き合おう

    ・役割、自分のポジションにつき、役割を果たしあう関係も大切

  • もしも子どもができて男の子が生まれたら、やんちゃで、いろんな冒険をして、人に揉まれて育って欲しいので、こういった経験を積んでいる人が父親にいたらベストなのだと思う。もちろん小遣いは歩合制。

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著者プロフィール

1967(昭和42)年、東京生れ新宿育ち。高校卒業後、ビートたけしに弟子入りし、1987年に水道橋博士とお笑いコンビ「浅草キッド」を結成。芸能活動のかたわら、多数の本を手がけ、小説デビュー。社団法人「全日本スナック連盟」を立ち上げ、自ら会長を務める。主な著作に『スナックの歩き方』 (イースト新書Q)、『痛快無比!プロレス取調室 ~ゴールデンタイム・スーパースター編~』(毎日新聞出版)、『新宿スペースインベーダー 昭和少年凸凹伝』(新潮文庫)などがある。

「2018年 『粋な男たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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