- Amazon.co.jp ・本 (430ページ)
- / ISBN・EAN: 9784652074213
作品紹介・あらすじ
神戸の下町、おきなわ亭に集う人々をめぐり、いま"沖縄のこころ"を描く、長編児童文学。「路傍の石」文学賞受賞。
感想・レビュー・書評
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なんとなくの内容は知っていましたが、初めて読みました。
戦争について、沖縄について、私は何も知らない事に改めて気付き、胸がいっぱいです。
ふうちゃんの生き生きとした描写が心を打つ。
なんて温かく強い心を持っているのだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
初めはあまり面白くないなと思ったけど中盤から父が病気になって、ふうちゃんやキヨシが尽力していてとても感動した
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40年ぶりに読んだ。
何か所も涙が出た。歳のせいだろうな。
ここ数十年のテレビドラマのひな型のようだ。 -
自分のことでいっぱいになっていることが恥ずかしくなった。悲しいストーリーだけど優しさが身にしみた。
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久しぶりに再読しました。登場人物の心の動きが丁寧に描写されていて、外では読めないぐらい泣けてしまうのは、初めて読んだ時と同じでした。関西人の自分には、会話の関西弁が生き生きと自然に響いて読みやすく、親しみも感じました。
私自身は沖縄に縁がなく色々考えさせられましたが、主人公の友達の「ときちゃん」の手紙がとても印象的でした。子供の頃に学園ドラマを見ていて「悪いことしてないほうがいい子なのに、なんで悪いことしてる子が主役なんだろう」と思ったことがあったので…。
一読の価値がある作品だと思います。 -
旭川などを舞台とした作品です。
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主人公ふうちゃんのひたむきさや戦争といったテーマも考えさせられたが、わたしが一番こころに強く響いたのは彼女のクラスメイト、ときちゃんが先生にあてた手紙だった。
自分の気持ちに真剣に向き合い、それをきちんとことばにすることが出来るときちゃんに、ふうちゃんならずともすごいなあと少し羨ましくすら思ってしまったのだ。
わたしもそうありたかった、そうできたら
何か違っていたかもしれない。 -
国語の成績が今ひとつの息子に買ったのに、彼が読まないので、自分で読んでしまった。
悲しい史実もさることながら、主人公の二人の成長を見ているだけで泣けてくる。ナイトキャップ片手にホロ酔い状態で読むと、涙腺決壊必至。 -
オキナワのことを考えさせられた。