- Amazon.co.jp ・本 (406ページ)
- / ISBN・EAN: 9784652071540
作品紹介・あらすじ
悲しみの果てから希望の海へ…。沖縄のこころをとおして生きることの尊さと人と人とのやさしさとはなにかを問う新しい国民文学。
感想・レビュー・書評
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H27/7/8
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戦争による後遺症で精神の病気になってしまったおとうさんをはじめ、戦争に苦しめられた沖縄の人々。
終戦後三十年が経つにもかかわらず今も苦しみ思い悩む沖縄の人々。
戦争を直接は知らないが、理解しようとする若者。
色々と考えさせられる。
そんな暗いテーマを題材にする一方、決して暗いだけではなく、てだのふあ・おきなわ亭にくる人々のあたたかさ、素直で健気なふうちゃん、暗い過去に負けずに優しく強い人々が描かれており、読んでるこっちもあったかい気持ちにさせられる。
あと、灰谷さんによる子供の描写は本当にいきいきしているなぁと感じた。 -
旭川などを舞台とした作品です。
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涙が止まらなかった作品。
一番泣いたかもしれません。
戦争の悲惨さを後遺症という形で思い知りました。沖縄に偏りすぎてるという声もあるようですが、私はこの本は一つのある家族の話として受け止めるものだと思うので、これでいいと思います。もちろん戦争の悲惨さはこの話だけでは留まらないことを、知っておく必要はあると思います。 -
灰谷さんの作品。あたしの沖縄病の発端となりました。内容は沖縄戦の悲しい心の傷・・・というか戦争のむごさ・・・というか・・・。