妄想銀行 (星新一YAセレクション)

著者 :
  • 理論社
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652023877

作品紹介・あらすじ

新鮮なアイデア、完全なプロット、意外な結末-三要素そろったショートショートの傑作。

感想・レビュー・書評

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  • さらっと読めて楽しめた一冊。
    死後復活できる薬を開発した男性の話が面白かった。
    著名人になる方法を教わり、誰もが知るところとなった男性の末路も、本当にありそうでドキッとした。

  • 早速初期のショートショートを読んだ。最相葉月さんが言ってたように昔読んだ筈なのにほとんど記憶に無かった! やはりショートショートで直木賞や芥川賞を受けるのにはムリがあると思った次第。そんな賞に拘わらず それぞれのショートがピリリと効いているのは間違いないね。 これには14編のショートが収まっているけどラスト2編が印象深い。

  • 星新一は天才だと思う。少ない文字数で、こんなバラエティに富んだ物語を生み出せるなんて。どれもちょっとクセのある話だ。

  • こんな短い中で起承転結があるすばらしさ

  • 「古風な愛」と「末路」がすき。

  • 子供が図書館で借りてきたショートショートを久しぶりに読んだ。
    やっぱり面白い。かなり昔に読んでるはず。小学生くらいのときかな(笑)

    次々と読めてしまう。
    SFというジャンルはちょっと苦手だけど星新一さんは読めてしまう。子供目線でも面白いし、大人目線でちょっとブラックなオチを楽しむのもいい。世代を超えて楽しめるのってすごいなと思う。

  • なぜこんなにも新しいのか。
    1926年生まれの星新一の作品であるが、まさに現代書かれたような印象を受ける。

    全く持って使い古されることのない、彼の唯一無二の発想は老朽することがないのだろう。

    物語の内容自体であるが、以外にも後味の悪いものが多かった。
    子供向きと勝手に私が勘違いしていたため、驚かされたが、無理なハッピーエンドよりはずっとこの方がいいだろう。

    素晴らしい。 

  • 星新一は安定の面白さ!

  • 今の自分には、「きょうという日」という話が、
    心に響いた。

  • 星新一さんの作品は”SF”というジャンルに分類されるらしい。これはSFだなあなんて思いながら読むことはないけど。
    藤子・F・不二雄作品に慣れ親しんでいる自分としてはSFを”すこしふしぎ”だと思ってしまうが、実際には”空想科学小説”ということだ。星さんの作品はショートショートだから、空想科学短編、となるのだろうか。
    カテゴライズって難しい。読んで面白いと思ったり、悲しいと思ったり、心に残るものが素晴らしいのだと思う。
    そういった視点から見れば、星さんの作品は面白い。心に残る。本として最高。何が良いのかと考えてみると、ときおり見せるブラックユーモアなのかな。すこしふしぎなブラックユーモア。

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著者プロフィール

1926 - 1997。SF作家。生涯にわたり膨大な量の質の高い掌編小説を書き続けたことから「ショートショートの神様」とも称された。日本SFの草創期から執筆活動を行っており、日本SF作家クラブの初代会長を務めた。1968年に『妄想銀行』で日本推理作家協会賞を受賞。また、1998年には日本SF大賞特別賞を受賞している。

「2023年 『不思議の国の猫たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

星新一の作品

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