ベロ出しチョンマ (新・名作の愛蔵版)

著者 :
  • 理論社
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本棚登録 : 169
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652005095

作品紹介・あらすじ

はりつけの刑にされた兄と妹。妹思いの兄、長松は、死の直前ベロッと舌を出し、妹を笑わせようとした。表題作他、15編の創作民話。

感想・レビュー・書評

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  • 重い重い重い重い重い重い

  • ソメコがオニをこわがらないのにびっくりした。
    ※なぜこわがらなかったのだとおもう?と聞いてみよう。

  • 「はりつけの刑にされた兄と妹。妹思いの兄、長松は、死の直前ベロッと舌を出し、妹を笑わせようとした。表題作他、15編の創作民話。」

  • 3年教科書掲載本

    じゃなかったら読んでいなかっただろう。

    こんな悲しい話だったなんて。
    個人的には私も子どもの頃しもやけがひどかったので、妹のウメのしもやけがくずれるという描写に当時を思い出した。

    斎藤隆介&滝平二郎といえば、誰でも見たことのあるはずの絵本シリーズ。その絵本しか知らなかったけれど、読み継がれてほしい本。

    これはふりがなもついているし文字も大きいけれど、歴史を勉強してからのほうがより理解が深まると思う。

    この本を読んで、何か感じる子どもになってほしい。

  • 途中まで読んでいたのですが、期限がきて図書館に返されてしまいました。また借りられたら、続きを読んでみたいです。

  • かなしかった。
    お話の中で、一番かなしかったのは
    ベロ出しチョンマだった。
    なぜかというと、妹をなぐさめながらしんだから。
    長松はとっても優しいお兄ちゃんだった

  • 朝鮮の話がすごかったな。セクシュアリティをこういう風に描くとは。それも親子の間をめぐって。どの作品も余韻があって。ときにシビアで、ときに生きていくささやかな支えを差し出し。最後のトキも、しみじみ。男の一方的な思いかもしれないが。

  • 四年

  • 恐怖のなかで、それでも自分より弱い者を守ろうとしたり、笑わそうとしたりすることは、やっぱり偉業だよね。
    自分さえよければいい、自分だけが助かろうとする人を見ることが多い、いまの世の雰囲気にあっては特に。

  • ベロ出しチョンマ
    高校の元校長先生が教えてくださった絵本。

    たぶん江戸時代。

    お父さんが年貢を減らしてくれるように将軍に直談判してつかまって、

    磔にされる兄妹のはなし。

    いつも、お兄ちゃんは妹を笑わせてて、


    磔にされて、泣き出した妹を最後に笑わせてあげるって話。


    表紙は明るく見えるけど、、中身はたんたんとしている。


    磔にされた場所は、神社が建てられたらしい。
    お役人がなんど壊しても、そこに神社を村の人が建てる。

    で、お祭りには、ベロ出しチョンマっていうおもちゃ(?)が出されるらしい

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著者プロフィール

1917年、東京都に生まれる。明治大学文芸科卒業。1968年、短編童話集『ベロ出しチョンマ』で小学館文学賞、1971年『ちょうちん屋のままッ子』でサンケイ児童出版文化賞、1978年『天の赤馬』で日本児童文学者協会賞を受賞。ほかに『職人衆昔ばなし』『立ってみなさい』『ゆき』などの作品があり、滝平二郎氏と組んだ絵本、『八郎』『花さき山』『モチモチの木』などもよく知られている。1985年、没。

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