きまぐれロボット (新・名作の愛蔵版)

著者 :
  • 理論社
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本棚登録 : 1112
感想 : 75
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  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652005040

作品紹介・あらすじ

おなかがすけばおいしい食事をつくってくれるし、おもしろい話もしてくれるべんりなロボットを手に入れたエヌ氏。はなれ島で、のんびりと休日を楽しむはずでしたが…!?31のゆかいなお話がつまった1冊。

感想・レビュー・書評

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  • このシュールさが娘のツボにハマってくれるのではと思い読ませてみたら、予想通り夢中で一気読みしてくれた。
    私も久しぶりに星作品に触れ、よくもまぁこんな短さで人間のずる賢さやみっともなさを滑稽に描くことよと感心したのだった。オチのうまさには脱帽!!改めて、ショートショートって面白い!!そして、古さを全く感じさせないって、すごい。かなり前に発表された作品だというのに。ロボット、宇宙人、(珍)発明…ユーモラスな近未来の世界はちょっとトホホだけど、なかなか楽しそう。
    星作品には和田誠氏の挿画がピッタリ。飄々とした雰囲気が大好きだ。

  • いっぱいお話が入っているよ。 
    面白かったよ。
    ^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^(^^)

  • 短い話でこれだけひきつける力はすごい!何かを得るわけではないけど、読んでいて心地よい本。いろいろ他を読んでみたい。

  • ショートショートの神様、星新一。
    世にも奇妙な物語とかで取り上げられたこともありますよね。
    話のオチがすごくうまい。

  • 星新一は中1くらいの頃にすごくハマってあれこれ読みましたねー懐かしい。パターンはわりと決まってるのにそれでも1000本以上書いても読者を飽きさせないあたりがプロ。

  • 〈SF(すこし・ふしぎ)の世界へ〉

    「ショートショートの神様」と言われるほどショートショートの名手であり、作品は今現在も小学生を中心に人気がある星新一さん。

    これは1966年に出版されたものを再発行したものです。
    1966年と一昔前の作品ですが、今読んでも古さを感じさせません。

    不思議な博士、不思議なロボット、不思議な地球外生命体が次々に出てきて、SFショートショートを楽しめます。

    字が大きく、漢字に読み仮名が振っているために小学生も読みやすいと思います。
    和田誠さんの挿絵も星さんの作風と合っていて楽しめます。

    好きな作品
    ・おみやげ
    ・ネコ
    毒っけや皮肉が強めのオチ。
    「ネコ」はネコ好きな人が読んだら納得してしまうオチかもしれない。

  • このお話はどれも面白くて、不思議な話でした。なかでも心に残っている話は、「地球のみなさん」です。少し青年がかわいそうだなと思うこともありました。

  • 空いた時間でサクッと読める感じがいい。しかし良くも悪くも『サクッと』だから頭に残らないのが少し残念。おそらく彼はそれもわかった上で執筆したのでしょうけれども。それにしても私は親父ギャグ的なものが好きらしい。ブドウとメロンでブロンの発想が面白すぎた

  • 星新一に初めて触れた思い出の一冊。

  • もぐらに世話をさせてきれいな花をたくさん咲かせたいというハナコちゃんの夢が思わぬ形で叶う「花とひみつ」を含む36編のショートショート。
    今回は子供のために書かれた作品集。なのでとっても読み易かったが、設定、奇想天外なオチそしてシニカルな味付けは星 新一の他の作品同様、大人が充分楽しめる。子供向けとして読み易くしているが、決して手抜きはしていない。自分の子供にも読ませたが小2にはまだ早かったみたい……。
    物語のイメージそのものを左右しかねないほど秀逸な、往年の和田誠の挿絵入り。

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著者プロフィール

1926 - 1997。SF作家。生涯にわたり膨大な量の質の高い掌編小説を書き続けたことから「ショートショートの神様」とも称された。日本SFの草創期から執筆活動を行っており、日本SF作家クラブの初代会長を務めた。1968年に『妄想銀行』で日本推理作家協会賞を受賞。また、1998年には日本SF大賞特別賞を受賞している。

「2023年 『不思議の国の猫たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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