- Amazon.co.jp ・本 (171ページ)
- / ISBN・EAN: 9784652004913
感想・レビュー・書評
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前半は静かな毎日の描写で少し退屈だけれど、その分後半で登場する人間が鮮やか。物語の続きに思いを馳せてしまうようなお話。
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少女は、幽霊らしくなく多感だった。
(2001年09月16日読了) -
小学生の頃に初めて読んだ本。
幽霊の女の子、アイヴォリーが人間の男の子に恋をする。素敵で、けれど切ない物語。
また読みたいと思います。 -
どうも別な出版社から出し直しているようですが。わたしが読んだのは、こちら。
幽霊の女の子と、その子とうっかりお墓で出会ってしまった男の子のお話。幽霊のお話だけれど、そうした類の怖さは全然なく、全体的にゆったりとお話が進んでゆく。別な意味での怖さは、あるかもしれないけれど。希薄さ、不安定さ、心許なさといったものが、鮮やかに感じられる。短めの、透明感のあるお話。
つづきを書いてほしいような、このままであってほしいような。 -
1〜5年まで通っていた小学校の図書館に、
『童話パラダイス』というシリーズが並んでました。
「児童文学のなんたらかんたら〜」という
星印のシールが表紙に貼ってあった気がする。
どれもこれも趣向が違くて面白かったけど、
引っ越しまでに全部読むことはできませんでした。
その中で一番インパクトが強かったのがこの作品。
交通事故で亡くなったばかりの幽霊の女の子と、
その周りの幽霊や霊園のおじさん、
墓参りに来た男の子たちのお話。
死んだあとがどうなるかなんて、
当時も今もわからないけど、
(だってまだ死んだことないもん)
それで逆に印象に残ってるのだろうか。
霊園の出入り口は幽霊にとって火の門になっていて
とても近づけないだとか、死んでも
「私はこのまま眠りたいの」といって
墓石にしがみついたまま消えてゆく幽霊とか
やたら怖かったです。
背筋がすうっと冷えて、そのまま冷たさが残るかんじで。
主人公がラストで生まれ変わったときのくだりが
泣けます。
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女の子の幽霊が死後とは思えないさわやかな世界を行くお話。
小学生のころこの本を読んでからというものの、
自分の綺麗な御影石のお墓に腰掛けて過ごすというシーンが忘れられない。
なんかわからないけど心の琴線に触れた作品。 -
大好きで何回も小学校の図書館で借りた。
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幽霊の女の子が人間に恋してしまった作品。
読んでいても損はないです。