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- Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
- / ISBN・EAN: 9784643970746
感想・レビュー・書評
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島津家文書から再現される関ヶ原の戦いまでの島津義弘の苦悩。
秀吉政権の公権力浸透と朝鮮出兵という一大事業を前に、島津家を代表することとなった義弘は、上と下、さらに横からの板挟みにあい、孤立感を深めていく。戦国大名島津家が近世大名化していくさ中の矛盾を義弘が体現し、そのまま関ヶ原へと向かっていく様を見事に描写した。
一般に猛将と思われている島津義弘がこんなにも可哀そうになるとは・・・。(笑)そんななかで武将としての存在感をしめすとはさすがというほかはない。家老の長寿院が着到した場面では一緒に喜びたい気分になった。(笑)
書名がいまいちで内容に合わない気がするが、それもご愛嬌の面白さであった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
秀吉に仕え、家康に仕え、義久の機嫌を取り、大変な生涯ですなあ。
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