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- Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
- / ISBN・EAN: 9784642062862
感想・レビュー・書評
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井伊家史料の原史料等を用いて、幕末の政治過程における通説・旧説の修正を迫る史実を考証しているが、彦根藩主・幕府大老としての側面と茶人としての側面を「同じ人物の思想・行動として捉え直す」(pp.1-2)試みには成功していない。
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井伊直弼の評伝。井伊の多芸ぶりを事細かに挙げ、文化人としての一面があったことを説明するのにかなりのページ数を割いている。条約勅許問題や将軍継嗣問題についてはかなり井伊側に寄った記述が見られる。それは別にいいんだけど、挙げられる人物(長野主膳、宇津木六之丞など)に全く人間的な魅力が感じられないので正直読んでいて退屈だった。
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