石に刻まれた江戸時代: 無縁・遊女・北前船 (498) (歴史文化ライブラリー 498)

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  • 吉川弘文館
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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642058988

作品紹介・あらすじ

江戸時代、全国各地で作られた多種多様な石造物には、いかなるメッセージが込められていたのか。飢饉・事故・疫病の犠牲者や、遊女・刑死者の供養塔・災害碑などに光を当て解読する。さらに、日本海沿岸の湊町や住吉大社などへの奉納石から、海運史や地域間交流、石工の姿を描く。「歴史の証人」である石造物から、近世の自然や社会環境の実態に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 北千住の不動院、両国の回向院を訪ねてみた。この辺は墓地の中にまだ江戸、明治時代の暮石が結構残っており、古くからの墓所であったことがわかる。それでも不動院では無縁になった墓を廃止するためか、土木作業員が暮石の周りを掘り起こしでいた。暮石はかなり古いもので、脇に積み上がった土のそばに、寒風の中出土したと思われる白い骨壷が置いてあった。

  • 東2法経図・6F開架:210.5A/Se36i//K

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著者プロフィール

1965年 埼玉県に生まれる 1992年 東北大学大学院文学研究科博士後期三年の課程中退 現在 弘前大学教授(人文社会・教育学系)博士(文学) ※2022年6月現在
【主要著書】『墓石が語る江戸時代』(吉川弘文館、2018年)、『モノから見たアイヌ文化史』(吉川弘文館、2016年)、『中近世の蝦夷地と北方交易』(吉川弘文館、2014年)『週刊日本の歴史四九号(旧石器・縄文)』(朝日新聞出版、2014年)『松前の墓石から見た近世日本』(北海道出版企画センター、2012年)

「2022年 『アイヌ文化史辞典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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