化粧の日本史: 美意識の移りかわり (歴史文化ライブラリー 427)

著者 :
  • 吉川弘文館
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642058278

作品紹介・あらすじ

化粧には、おしゃれ、みだしなみ目的のほかに、身分や年齢、未既婚などの立場を示す機能もあった。古代から現代まで、地域や時代の価値観に左右される化粧の変遷を、メイクアップを中心にたどり、流行の背景となる社会現象とともに探る。時代による美意識の変化や東西比較、メディア戦略にも触れながら、暮らしの中にある化粧の歴史を描きだす。

感想・レビュー・書評

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  • 化粧の文化史。
    カジュアルな話。白色信仰と化粧の意味性の変化。
    江戸の水がいいなんて今っぽい流行り方もおもしろい。
    古代から江戸時代に明治あたりまでの流れを文献より抑えている。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/740738

  • 詳細は、あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート をご覧ください。
    http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1572.html

    イベントに合わせて読んでみたい!
     URLはこちら http://aom-tokyo.com/exhibition/161001keshou.html 『【クローズアップ展】 化粧‐貴人の嗜み、庶民の喜び‐ 』 : 
     URLはこちら http://aom-tokyo.com/ 『古代オリエント博物館 』 :  10月1日(土)〜11月28日(月)

    以下の2冊を読んだ後に この本を読みました。

    化粧せずには生きられない人間の歴史 (講談社現代新書)
    石田 かおり / 講談社 ( 2000-12 )

    江戸美人の化粧術 (講談社選書メチエ)
    陶 智子 / 講談社 ( 2005-12-10 )


    面白い内容だったけれど、明治時代以降はなかなか読み進まず、結局途中で失速して返却。

    2016/10/08  予約 11/9 借りる。12/4 読み始める。2017/6/28 途中までで終わる。

    化粧の日本史: 美意識の移りかわり (歴史文化ライブラリー)

    内容と目次・著者は

    内容 :
    化粧には、おしゃれ、みだしなみのほか、身分や年齢、未既婚などを示す機能もあった。
    メイクアップの変遷をたどり、流行の背景を社会現象を交えて探るとともに、美意識の変化やメディア戦略にも触れつつ、化粧の歴史を描く。

    目次 :

    人はなぜ化粧をするのか ― プロローグ
    化粧の黎明期 ― 古代から中世
    伝統化粧の確立 ― 江戸時代
    近代化が変える化粧 ― 明治時代
    洋風化粧の広がりと戦争 ― 大正から昭和前期
    化粧がつむぐ夢とあこがれ ― 戦後
    変容する化粧のかたち ― エピローグ

    著者 : 山村 博美
    1961年山口県生まれ。東京女子大学文理学部英米文学科卒業。著述業、化粧文化研究家。

  • ・白、赤、黒が日本の化粧三大色。

    ・お歯黒の出自は不明。

    ・独自の進化は平安時代。

    ・屋敷に潜む女性。白い肌を際だたせるための、お歯黒という説。

    ・普遍の色、忠義の証としてのお歯黒、武士の嗜みでもあった。

    ・黒の化粧は、江戸時代は、女性のステージを示すもの。未婚、既婚。

    ・虚栄の象徴としての化粧はキリスト教では禁止されることも多かった。

    ・式亭三馬「おしろいのはげぬ江戸の水」
     坂本屋「美艶仙女香」
     プロダクトプレイスメント

    ・インスタントおはぐろ「べんりおはぐろぬれからす」

    ・化粧写真に出ていた芸姑。

    ・大正時代に進化しだすスキンケア商品。
    化粧ののりをよくするためのものとして。

    ・戦後、娼婦がファッションリーダーに。
    なぜなら、進駐軍との交わりが多かったから。

    ・カラーテレビの登場とともに、あこがれの女優を似せた化粧が流行。
    →メディアと化粧の関係

    ・戦後、比較対象は外国人女性に。
    低い鼻は修正の対象に。

    ・日本は「容姿より気立て」(江戸時代 女大学)
    アメリカは「なりたい自分になるなら変えればいい」
    という思想

  • 猫目メイク、オルチャンメイク、太眉メイクなど、現代社会では様々な化粧のスタイルが流行っては廃れ、日々変化している。その流行は私達が属している社会の価値基準を反映したものだと意識したことはあるだろうか?この本は『魏志』倭人伝にまで遡り、社会の変化が人々の美意識にどのような影響を与えたのか解説している。
    (社会・人間科学系社会・人間科学コース M1)

  • 帯文:”移りかわる流行に、世の中の変化がみえる!” ”そり落とした眉、黒く染めた歯、美顔術、小麦色の肌、太眉ブーム…。” ”化粧は時代を映しだす!”

    目次:化粧の黎明期〈古代から中世〉、伝統化粧の確立〈江戸時代〉、近代化が変える化粧〈明治時代〉、洋風化粧の広がりと戦争〈大正から昭和前期〉、化粧がつむぐ夢とあこがれ〈戦後〉…etc

  • 化粧には、おしゃれ、みだしなみのほか、身分や年齢、未既婚などを示す機能もあった。
    メイクアップの変遷をたどり、流行の背景を社会現象を交えて探るとともに、美意識の変化やメディア戦略にも触れつつ、化粧の歴史を描く。

  • 戦国時代の武士たちもオシャレのお歯黒をしてたなんて知らなんだ。

  • 太古から昭和の終わり頃までの
    化粧の変遷を紹介。

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