戦国大名の兵粮事情 (歴史文化ライブラリー 415)

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  • 吉川弘文館
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  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642058155

感想・レビュー・書評

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  • 歴史

  • [評価]
    ★★★★☆ 星4つ

    [感想]
    戦国時代のゲームでも重要な要素の兵糧が実際にはどのように集収、備蓄、流通されていたのかを知ることができた。
    この本で目からウロコから落ちたことだけど、戦国時代は兵糧が食料であると同時にお金の代わりだったということだ。これにより戦国大名が兵糧で軍備を整えていたことがよく分かる。
    しかし、前線でも商人が存在し、食料や多くの商品を売り買いしていたことが新鮮だったな。敵味方の双方に販売している様子は死の商人そのものだったな。
    また、戦国大名が領地の賃借に対しても裁定を下している様子は戦国大名という存在が戦争するだけの存在ではなく、領地を統治しているのだということがよくわかった。

  • ちょい分量多かった。

  • 北条氏の文献が多いと思っていたが,あとがきで納得.戦国大名が北条氏だけとは言えないがお国事情はいずこも同じだろう.華やかな戦合戦に目が行きそうになる戦国時代,裏にある兵粮事情が切実である.

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著者プロフィール

1962年、北海道に生まれる。1993年、早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、早稲田大学文学学術院教授、博士(文学) ※2020年5月現在
【主要編著書】『戦国大名と公儀』(校倉書房、2001年)、『戦国時代戦争経済論』(校倉書房、2015年)、『戦国大名の兵粮事情』(吉川弘文館、2015年)、『中近世移行期の公儀と武家権力』(同成社、2017年)

「2020年 『享徳の乱と戦国時代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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