馬と人の江戸時代 (歴史文化ライブラリー 398)

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  • 吉川弘文館
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  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642057981

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  • 盛岡藩が御馬を数多く産出していたというお話。優秀だった南部馬、優秀なるがゆえに海外の馬とかけあわされて、今は純粋なものはいなくなってしまったそうです。

  • 江戸時代の人と馬の関係。
    馬の産地であった盛岡藩の南部馬、
    その周辺の東北の馬の記録に基づいて考察している。
    将軍家や大名の元へ行った馬、武具としての馬、
    農具としての馬、男馬と女馬・・・馬によって、
    その一生は様々。それでも人と馬とは共存してきた。
    馬に関わる職業や飢饉のときの扱い、
    狼等の野生動物や自然との葛藤など、
    現代に至るまでの人と馬との生きた姿がよくわかります。
    付随して、人の牛との共存も興味深かったです。

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著者プロフィール

1977年、岩手県生まれ。1999年、岩手大学教育学部卒業。2006年、東北大学大学院文学研究科博士後期課程修了。現在、東海大学文学部准教授、博士(文学) ※2023年4月現在
【主要著書・論文】『馬と人の江戸時代』(吉川弘文館、2015年)、『近世武家社会の形成と展開』(吉川弘文館、2020年)、「近世の幕開けと諸藩の成立」(東北大学日本史研究会編『東北史講義 近世・近現代篇』筑摩書房、2023年)

「2023年 『南部家 盛岡藩』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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