戦争とトラウマ

著者 :
  • 吉川弘文館
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642038690

作品紹介・あらすじ

アジア・太平洋戦争期に軍部の関心を集めた戦争神経症。恐怖を言語化することが憚られた社会で患者はどのような処遇を受けたのか。また、この病の問題はなぜ戦後長らく忘却されてきたのか。さまざまな医療アーカイブズや医師への聞き取りから忘却されたトラウマを浮かび上がらせ、自衛隊のメンタルヘルスなど現代的課題の視座も示す注目の一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 4.13/117
    内容(「BOOK」データベースより)
    『アジア・太平洋戦争期に軍部の関心を集めた戦争神経症。恐怖を言語化することが憚られた社会で患者はどのような処遇を受けたのか。また、この病の問題はなぜ戦後長らく忘却されてきたのか。さまざまな医療アーカイブズや医師への聞き取りから忘却されたトラウマを浮かび上がらせ、自衛隊のメンタルヘルスなど現代的課題の視座も示す注目の一冊。』

    『戦争とトラウマ』
    著者:中村 江里
    出版社 ‏: ‎吉川弘文館
    単行本 ‏: ‎320ページ
    発売日 ‏: ‎2017/12/15

  • SDGs|目標16 平和と公正をすべての人に|

    【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/689914

  • 子どものころに見たテレビ番組で「戦争中に精神的におかしくなった兵士がいる病院がある」と見たことがあり、思い出すたびに探していたのですが、ついに発見した!と思った本でした。

    やはり、戦争は物理的にも失うものが多いけれど、精神的に失くすものがとても多いことに気付かされました。

    今後自衛隊で派遣される人たちへの早急なケアをしてほしいと思います。

  • 東2法経図・開架 394A/N37s//K

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著者プロフィール

【訳者】中村 江里(なかむら・えり)
1982年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。博士(社会学)。広島大学大学院人間社会科学研究科准教授。専門は日本近現代史。主要編著に、『戦争とトラウマ』(吉川弘文館、2018)、『戦争と文化的トラウマ』(日本評論社、2023)、Traumatic Pasts in Asia (共著、Berghahn Books, 2021)など。

「2023年 『「戦争ごっこ」の近現代史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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