金融と法 -- 企業ファイナンス入門

著者 :
  • 有斐閣
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本棚登録 : 143
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (646ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784641135635

作品紹介・あらすじ

現代ファイナンスは、専門性の高いものへと体系化し、高度の一途をたどる金融技術を理解するための基本的な考え方や知識を解説すると同時に、そうした先端部分で、法律がどのような役割を果たしているのかを主として法技術の視点から明らかにすることを目的とした一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 読者の状況や学習効率に対し非常に丁寧な配慮があった。内容は概ね基本的な事項にフォーカスしているものの、後半はシンジケートローンの契約慣行等にも踏み込んで解説していた。あんまりわからんかった。

  • 今日日ファイナンス理論はいくらでも引く本があっても金融商品全般の法的な視点からの論点はなかなか知る機会がなかったのでいったん通しで読んでみたところ。特に、仕事ではあまり触らない分野の銀行の商品(シンジケートローンとか)と、担保や回収についての議論が実務の面から記載されていて非常におもしろかった。非法学部出身者としては結構新鮮で面白かったので、10年前の本ではあるけどお勧めしちゃう。

  • とにかくすごい

  • 本著に詰め込まれた膨大な情報量は、巻末14ページに渡る引用文献数を見れば明らかだが、それをここまで体系的に・理論立てて・美しく整理したのは、ひとえに著者の力量。
    加えて、文章の端々から感じられる著者独自の視点・解釈・投げ掛けが、本著を只の教科書で終わらせず、端座して読むべき魂の一冊に仕上げている。

  • これを1日1章ずつ読み進めるのが、ようやく日課になってきた。
    もともとが法教の連載ということもあり、各章の分量が30頁前後と一定なので、安定したペースで読める。
    法律が使われる「場」としての企業ファイナンスについて、数学嫌いの法学徒(要するに自分)でも理解できる内容で説明してくれる。その意味で会社法や金商法の理解を深めるためには絶好の「副読書」だと思う。

  • 敵わん。。。勉強しなくては、と強く思わせてくれる。

  • 教科書としての内容。
    辞書的に参照する使い方がベターであり、
    現在の自分には一から読み込むものではないと判断

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著者プロフィール

青山学院大学教授・金融技術研究所所長、一般社団法人移住・住みかえ支援機構代表理事、文化放送「大垣尚司・残間里江子の大人ファンクラブ」パーソナリティ
1959年京都市に生まれる。82年東京大学法学部卒業。同年日本興業銀行に入行。85年米コロンビア大学法学修士。外国為替第2部、金融商品開発部、フィナンシャル・エンジニアリング部、ニューヨーク支店、本店業務部、ストラクチャード・ファイナンス部、アクサ生命保険専務執行役員、日本住宅ローン社長、立命館大学大学院法学研究科教授などを経て、現職。

「2023年 『家の買い方、持ち方が変わる!残価設定型住宅ローン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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