新版 音楽好きな脳 ~人はなぜ音楽に夢中になるのか

  • ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングス
3.80
  • (2)
  • (4)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 300
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784636975918

作品紹介・あらすじ

「レコード・プロデューサーから認知心理学者に転進した著者が、科学の話題を詳細に解説していく手際が実に見事。」――ニューヨーク・タイムズ
「音楽と記憶の深い結びつきを踏査して、音楽の魅力を損なうことなく、その不思議な魔力を測り尽くす。」――ロサンゼルス・タイムズ
「アーティストと聴衆が目指す究極の一体感――この著者は、読者にそれと同じ思いを味わわせてくれる。」――シアトル・タイムズ
「異色のキャリアの著者が、心とメロディーの関係について鋭い洞察を与えてくれる。」――サイエンティフィック・アメリカン


[目次]
はじめに
第1章 音楽とは何か?――音高から音質まで
第2章 足で拍子をとる――明敏なリズム、音の大きさ、ハーモニー
第3章 幕の向こうで――音楽とマインドマシン
第4章 先を読む――リスト(とリュダクリス)の音楽に期待するもの
第5章 名前を知っているなら電話番号は自分で調べて――音楽をどうカテゴリー化するのか
第6章 デザートが済んでも、クリックはまだ四つ先の席にいた――音楽、感情、そして爬虫類脳
第7章 何が音楽家を育てるか?――専門技術を分析する
第8章 私のお気に入り――好きな音楽を好きになる理由
第9章 音楽本能――進化のナンバーワン・ヒット

[著者]ダニエル・J・レヴィティン Daniel J. Levitin
1957年サンフランシスコ生まれ。マギル大学(モントリオール)心理学・行動神経科学教授。認知心理学者・神経科学者であると同時に、レコード・プロデューサーとしてのキャリアをもつ異色の存在。ブルー・オイスター・カルトやクリス・アイザックのアルバムを制作し、ほかに、スティーリー・ダンやスティーヴィー・ワンダーのコンサルタント、サンタナやグレイトフル・デッドのレコーディング・エンジニアも務めている。デビュー作である本書がいきなりベストセラー入りし、続く『「歌」を語る 神経科学から見た音楽・脳・思考・文化』『武器化する嘘 ──情報に仕掛けられた罠』も国際的なベストセラーとなっている。

[訳者]西田美緒子(にしだ・みおこ)
翻訳家。津田塾大学英文学科卒業。主な訳書に、『音楽する脳』(角川書店)、『ミスタッチを恐れるな』(ヤマハ)ほかがある。

[解説]柏野牧夫(かしの・まきお)
1964年 岡山生まれ。1989年、東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。博士(心理学)。 NTTフェロー (NTT コミュニケーション科学基礎研究所 柏野多様脳特別研究室 室長)、東京工業大学工学院情報通信系特定教授、東京大学大学院教育学研究科客員教授。著書に『音のイリュージョン~知覚を生み出す脳の戦略~』(岩波書店、2010)、『空耳の科学―だまされる耳、聞き分ける脳』(ヤマハミュージックメディア、2012)他。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「音楽好きな脳 ~人はなぜ音楽に夢中になるのか」https://www.ymm.co.jp/p/detail.php?code=GTB01097591 超よかった。長調短調の感覚、リズムをとる、歌えるということ、なぜ体を動かしたくなるのか、など日常当たり前になっていることが脳科学では理由は解明されていない、そしてこの本でも結論はもちろん出ていない。一番おもしろかったのは、絶対音感というのは誰もが持つ能力なんじゃないか?という点。音楽教育を受けていないから聴き取った音が何であるかを言い表わせてないだけっていう。これ、脳死状態でもアウトプットできてないだけで実は意識があるのでは、という論にも繋がってておもしろい。思考を、知らない外国語を喋れないのと同じだよね。脳機能についての興味は尽きないなー(おわり

  • ◆7/17オンライン企画「わたしの”好き”を見つける」で紹介されています。
    https://www.youtube.com/watch?v=roZ2LviU1jQ
    本の詳細
    https://www.ymm.co.jp/p/detail.php?code=GTB01097591

  • ちょっとボリューム的に厳しかったので「第1章 音楽とは何か?――音高から音質まで」だけしっかり読んで、残りはひとまず”斜め読み”しました。第1章は、”眼からうろこ”な内容もあってとても充実してました。他の章もところどころ興味を惹かれる内容がありそうで、時間ができたらちゃんと読んでみたいと思います。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

[著者]ダニエル・J・レヴィティン Daniel J. Levitin
認知心理学者・神経科学者。ベストセラー作家の一面ももつ。サンフランシスコを本拠地とするミネルヴァ大学の芸術・人文科学創設学部長、マギル大学の心理学・神経科学名誉教授を務める。著書に『「歌」を語る:神経科学から見た音楽・脳・思考・文化』(スペースシャワーネットワーク)、『The Organized Mind』(未邦訳)、『武器化する嘘:情報に仕掛けられた罠』(パンローリング株式会社)、最新作の『Successful Aging: A Neuroscientist Explores the Power and Potential of Our Lives』(未邦訳)がある。ロサンゼルスとサンフランシスコ・ベイアリアを行き来しながら活動を続けている

「2021年 『新版 音楽好きな脳 ~人はなぜ音楽に夢中になるのか~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ダニエル・J・レヴィティンの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×