- Amazon.co.jp ・本 (585ページ)
- / ISBN・EAN: 9784624301033
作品紹介・あらすじ
本書は著者が戦後発表した政治学ないしは現代政治の問題に関連する主要な論文を収めた。増補版発行に当り、上下両巻を合本したほか、旧版後記にのべたような編纂趣旨を規準として三論文を新たに追加し、その代り旧版上巻にあった比較的に短い二篇を落した。
感想・レビュー・書評
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返却:物性研図書室へ返却してください -
柔らかい本だけ読んでいたら頭が悪くなる。簡単ではないし、分からないことばかりだか、自分にストレッチをかけるために。
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増補版を読了(ただし追記部分は読んでない)。
戦前戦後の日本政治が主なテーマだけど、右翼の話や報道の日和見主義、狭い個人主義と他者志向とかは現代にも当てはまる話だと思った。 -
この著作に載せられている論文や講演録は、すべて戦後16年間の間に発表されたものばかりである。
しかし、随所に「これはまるで現在の政治の状況と同じではないか」と思わされるところがあり、今から半世紀前に書かれた著作ではあるが、その主張するところは現在も些かも古びることなく、そのいぶし銀のような輝きを放っていると感じた。 -
丸山眞男の原点である、「超国家主義の論理と心理」を収録した論文集。
もともと私が本書を手にしたのは、五一五事件に代表される日本のクーデターとアメリカのそれとの違いを知りたいがためだった。丸山は西洋のナショナリズムと日本の発展の違いや、それに伴う天皇と国民の権力関係などを中心に論じている。
明確な答えを得るには至らなかったが、国家論を勉強する上で、日本という枠を超えて参考になる一冊だろう。 -
東大京大教授が薦めるリスト100選抜
No.94 -
最早政治学の古典になったと言える本書。折りにふれ,読み返します。