- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784623088355
作品紹介・あらすじ
AIやIoTといったロボテックスが著しく発展する今日にあって、これからの会計学はどこへ向かっていくのか。伝統的な会計学(簿記や決算書)から一度離れ、新しい接点(ゲーム理論や実験経済学)から会計学とは何かを解き明かす。新しい時代の会計人が身につけるべき教養を提示する入門テキスト。
感想・レビュー・書評
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一風変わった財務会計の入門書
簿記とか会計ってなんか興味あるけどとっつきにくい、行動の裏の人間心理に興味がある、囚人のジレンマを知っている、などの人には面白いと思います。
「会計は操作できる、される」という認識ー会計を普通に勉強しているとむしろ逆で会計は絶対なものだとイメージしやすいー
この認識を、会計の様々なプロセスをゲーム理論やそのモデル実験(経済実験)を用いて分析する(実験社会科学)ことで私たちに与えてくれ、会計が良くも悪くも人間的な営みなのだと教えてくれます。
無味乾燥だと思っていた会計に、人間らしさを感じて親近感が湧いてくる、そんな本です。
著者の論の展開は明瞭に示されていますが、馴染みがないテーマや概念ということもあり、丁寧に追っていこうとすると難しく感じ、まじめに通読しようとすると疲れてしまうかもしれません(私はそうでした)。パラパラと読んで興味があるところから読んでみても、アリかと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一言で言えば、とても味のある会計学テキスト。会計学を好きになれない人が、意義を感じて好きになれるかどうかは分かりませんが、会計学に強い興味を持っている人には楽しいに違いない本ではないでしょうか。本文のみならず、「読書案内」が優れていると感じました。広い分野の良書がカバーされていて、読んでみたい本がたくさんありました。
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【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/748397 -
東2法経図・6F開架:336.9A/Ta19k//K