- Amazon.co.jp ・本 (444ページ)
- / ISBN・EAN: 9784623080878
作品紹介・あらすじ
元日経新聞モスクワ支局長の筆者が、ロシアの近現代史と国際関係史を解説する。第?部ではロシア国家成立の起源であるキエフ公国までさかのぼり、ロシアの逸話や文化も紹介しながら、ロシア革命、ソ連の成立と崩壊、新生ロシアの誕生とプーチン政権の動向といった近現代史をフォロー、さらに第?部では米国・中国・日本各国との国際関係史をたどる。ロシアをめぐる現代の国際情勢を読み解く力を養うのに最適の一冊。
感想・レビュー・書評
-
第Ⅰ部は建国以来のロシアの通史、第Ⅱ部は冷戦期以降の外交・国際関係を扱う。第Ⅰ部の通史のパートは古代から書き起こしているが、内容としてはロシア革命前後以降がメイン。第Ⅱ部の国際関係のパートは、冷戦期国際関係及び、米中日との二国間関係をそれぞれ扱う章に分かれる。前半部では、ロシア革命の背景や詳細な動き、さらにはエピソードなどがおもしろかった。個人的には、現代ロシアの対外政策を整理するのに役立ったと感じている。やや分厚めではあるが、ロシア政治・外交の入門書として最適。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ロシアの近現代史をしっかり読んだのはこの本が初めてでしたが、比較的わかりやすい本だったと思います。無駄に大量の人名が出てきて困惑するようなこともなく、サクサク読めました。
ソ連の社会主義も様々なバリエーションがあったのだなと感じられ、ぼんやりイメージしていた冷戦もより実感を持って考えることができるようになったように思われます。
最終章で北方領土問題を取り上げていますが、過去に取り上げられた様々な解決案と両国の対応についてまとめられており、今の日本の立ち位置がより明確にわかります。 -
238||Od
-
東2法経図・開架 238A/O17r//K