エコロジズム (「緑の政治思想」の名著シリーズ 1)

  • ミネルヴァ書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784623078455

作品紹介・あらすじ

現代社会からの必然の要請として誕生した「エコロジズム」その概念の全貌を、多角的視点でとらえる古典中の古典

本書は、「エコロジズム」と名づけられたイデオロギーについて本格的な検証を加えた名著の翻訳である。生態学を取り込み、生物多様性の保存という問題を政治哲学の主題とし、他のイデオロギーと同列で検討することを可能にした「エコロジズム」。そんな概念を多角的な視点でとらえる意欲的な試み。

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    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/747786

  • 東2法経図・6F開架:519A/B28e//K

  • 原題:Ecologism: an Introduction (Edinburgh University Press. 1999)
    著者;Brian Baxter
    監修・監訳:松野 弘
    訳者:栗栖 聡
    訳者:松野 亜希子
    訳者:岩本 典子

    【書誌情報】
    ジャンル 政治・法律、 環境
    シリーズ 「緑の政治思想」の名著シリーズ 1
    出版年月日 2019年04月30日
    ISBN 9784623078455
    判型・頁数 A5・368ページ
    定価 本体4,500円+税

    本書は、「エコロジズム」と名づけられたイデオロギーについて本格的な検証を加えた名著の翻訳である。生態学を取り込み、生物多様性の保存という問題を政治哲学の主題とし、他のイデオロギーと同列で検討することを可能にした「エコロジズム」。そんな概念を多角的な視点でとらえる意欲的な試み。
    [原著]

    [ここがポイント]
    ◎ 環境保護をイデオロギーとして捉えた古典的名著。
    ◎ 資本主義の新たな形を模索する思想の全容を描く。
    https://www.minervashobo.co.jp/book/b379520.html


    【目次】
    監修の言葉  松野弘
    「緑の政治思想」の名著シリーズ 刊行に寄せて  宇佐美誠
    『エコロジズム』 刊行に寄せて  広井良典
    日本語版への序文
    謝辞
    凡例
     
    第1章 序論

      第I部 理論的考察
    第2章 形而上学
       「生」の意味
       存在の充満性と生物多様性

    第3章 生物学とエコロジズム――社会生物学の場合
     
      第II部 道徳的考察
    第4章 エコロジズムの道徳理論
       エコロジズムには新しい道徳理論が本当に必要なのか?
       一貫性論
       内在的価値
       内在的価値と「驚異性」

    第5章 道徳的配慮の対象となる可能性と道徳的トレードオフ
       平等主義,複雑性,内在的価値
       複雑性と道徳的配慮の対象となる可能性の程度
       人間は常に他の存在よりも重要なのか?
       正義・同時代の外国人・未来の世代

      第III部 政治学的考察
    第6章 エコロジズムの政治哲学(その1)――人間性・人間の苦境・政治道徳
      人間性と人間の苦境に関するエコロジズムの理論
      エコロジズムの政治道徳⑴――文脈依存的な自己と道徳的後見
      エコロジズムの政治道徳⑵――生態学的正義と環境的正義

    第7章 エコロジズムの政治哲学(その2)――政治道徳とメタ・イシュー
       エコロジズムと民主主義
       エコロジズムとグローバリズム
       エコロジズムと国家

    第8章 エコロジズムと現代政治哲学(その1)――功利主義・ロールズ的リベラリズム・リバタリアニズム
       功利主義・帰結主義・エコロジズム
       ロールズの主題――正義と道徳的配慮の対象となる可能性
       リバタリアンの主題――財産と自己所有権

    第9章 エコロジズムと現代政治哲学(その2)――マルクス主義・コミュニタリアニズム・フェミニズム
       マルクス主義の主題――搾取と疎外
       コミュニタリアニズム――自律と伝統
       フェミニズムの主題――公対私・ケア対正義

      第IV部 政治経済学的考察
    第10章 エコロジズムは資本主義を転換することができるか――持続可能な開発・エコロジー的近代化・経済民主主義
       政治経済学――批判と反批判
       「持続可能な開発」に関する諸見解
       エコロジー的近代化
       経済民主主義

    第11章 「緑」の資本主義へのオルターナティブ――市場社会主義とグローバル・エコロジー
       市場社会主義とは何か
       グローバル・エコロジー

    第12章 結論
     
    引用・参考文献
    解説――〈接続可能な社会論〉の可能性と政治的エコロジズムの役割
    人名・事項索引
    監訳者あとがき

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