新しく学ぶ西洋の歴史:アジアから考える

制作 : 南塚信吾  秋田 茂  高澤紀恵 
  • ミネルヴァ書房
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (450ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784623066810

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  • <シラバス掲載参考図書一覧は、図書館HPから確認できます>https://libipu.iwate-pu.ac.jp/drupal/ja/node/190

  • 西洋史・日本史・東洋史の第一線の執筆陣が、日本・アジアとの関係から描きだす新たな世界の歴史・西洋の歴史。

  • 次の2点に注目したい。

    (1)アジアからの輸入品に見合った輸出品を持たないヨーロッパが貿易赤字を地金供出で埋め合わせたという図式の一部は否定されている。金銀比価の差異のため銀高であった中国は、17世紀半ばまでヨーロッパ、アメリカ、日本から大量の銀を呼び込み、金をはき出していた。
    (2)島原の乱は、宗教改革に始まる歴史的発展の帰結であり、最近の研究は、「宗教戦争」としての性格を強調している。凶作・領主の苛政は、棄教に対する神の裁きとしてとらえられていた。

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著者プロフィール

千葉大学・法政大学名誉教授。国際学修士(東京大学)、東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。現在は一般社団法人やまなみ付属世界史研究所所長。主な著書に『神川松子・西川末三と測機舎』(編著 アルファベータブックス)、『世界史なんていらない?』(岩波ブックレット 岩波書店)、『「世界史」の世界史』(共編著 ミネルヴァ書房)、『「連動」する世界史』(岩波書店)、『歴史的に考えるとはどういうことか』(共編著 ミネルヴァ書房)、『国際関係史から世界史へ(MINERVA世界史叢書3)』(責任編集 ミネルヴァ書房)がある。

「2022年 『図解で学ぶクリティカル・シンキング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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