居場所なき革命――フランス1968年とドゴール主義

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  • みすず書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622090816

作品紹介・あらすじ

1968年に各国で勃発したあの運動は何だったのか。世界革命か、民衆蜂起か? 戦後史のなかで特別な地位にあり、現代に通じる問題群を提起する事件でありながら、その評価は今も定まらない。本書はその本拠地フランス五月革命に焦点を当て、反革命としてのドゴール政治を通じてその意味をさぐり、革命と反革命の双方を政治史に位置づける。本国での研究の死角から切り込む、長年の研究の成果。

感想・レビュー・書評

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  • 東2法経図・6F開架:312.35A/Y86i//K

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50290842

  • 序章 「六八年五月革命」―シンボルと歴史の狭間で
    五月革命の意味
    推移と気血
    射程と意義
    第1章 五月革命をめぐる諸解釈と問題設定
    世界同時/個別革命としての1968年
    68年世代の形成
    分析資角
    第2章 ドゴール主義とは何であったのか
    バイユー演説
    ドゴール主義と民主主義
    社会的次元ー参加とは何か
    社会に抗する国家
    第3章 「革命」に対する政治の「勝利」
    学生の5月→社会の5月
    ポンピドゥーの退陣
    第4章 国民投票とドゴールの退陣
    国民投票への道
    終章 居場所なき革命
    新たな保守政治への助走

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著者プロフィール

1975年東京生まれ。東京大学総合文化研究科(国際社会科学)博士課程修了(学術博士)。
慶應義塾大学法学部卒,日本貿易振興会(ジェトロ),日本学術振興会特別研究員等を経て,現在は北海道大学法学研究科/公共政策大学院准教授(ヨーロッパ政治史)。
主要業績:「フランス:避けがたい国家?」小川有美・岩崎正洋編『アクセス地域研究Ⅱ』日本経済評論社,2004年;「フランス政党政治の『ヨーロッパ化』」『国際関係論研究』第20号,2004年;「『選択操作的リーダーシップ』の系譜」日本比較政治学会年報『リーダーシップの比較政治学』第10号,2008年;「フランス・ミッテラン社会党政権の成立:政策革新の再配置」高橋進・安井宏樹編『政権交代と民主主義』東京大学出版会,2008年;伊藤光利編『政治的エグゼクティヴの比較研究』早稲田大学出版部,2008年など。

「2008年 『ミッテラン社会党の転換』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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