日本鉄道歌謡史 1――鉄道開業~第二次世界大戦

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  • みすず書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622079347

作品紹介・あらすじ

■鉄道は人びとの暮らしを変え、社会を変えた。また、人びとの暮らしの変化、社会の変化は、鉄道を変えた。では、何がどう変わったのか。
■鉄道は近代国家日本の建設と、人びとの生活の近代化を推し進める強力な要因だったと、しばしば指摘される。そうだとすれば、鉄道の姿を通して、この国の人びとが体験した近代化の諸相を探ることが可能なはずだ。ただし、近代化を天下国家の視点ではなく、平凡な生活者の視点から捉える。
■多くの人びとにとって、鉄道が体現していた近代とはどのようなものだったのか。鉄道は庶民の意識や暮らしをどう近代化したのか。人びとの暮らしの近代化は、逆に鉄道をどう変えたのか。それらを時間の流れに沿って考察する。
■その際、鉄道を歌った庶民的な流行歌や愛唱歌などが格好の手がかりとなる。鉄道の歌を通して、人びとが体験した近代化のさまざまな側面を考える。さらに、私たちの社会が今、どのような未来に向かおうしているのか、も考える。
■著者・松村洋氏における鉄道への関心と音楽研究の専門家であることが見事に結びつき、本書は完成した。類のない切り口の大衆文化史。

感想・レビュー・書評

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著者プロフィール

1952年大阪生まれ。音楽評論家。とくに沖縄の音楽文化、タイを中心とした東南アジアのポピュラー音楽文化、流行歌を通した日本近現代史の考察に力を注ぐ。映画評、書評なども多数執筆。主な著著に『日本鉄道歌謡史(1・2)』(みすず書房)、『唄に聴く沖縄』(白水社)、『アジアうた街道』(新書館)ほか、共著に細川周平編著『民謡からみた世界音楽』(ミネルヴァ書房)、井上貴子編著『アジアのポピュラー音楽』(勁草書房)などがある。

「2016年 『相倉久人にきく昭和歌謡史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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