デモクラシーの生と死 (上)

  • みすず書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622077435

作品紹介・あらすじ

古典ギリシアのアテナイに起源をもち、近代ヨーロッパに復活した「民主主義」。この通説を打破して、イスラム世界、南米、インドなども視野に入れつつ、まるで生き物のように偶然生まれて突然死ぬデモクラシーの歴史を壮大に描いた画期的な書物。
集会、代表、モニタリング(監視)の三部構成により、社会がどのようにデモクラシーを実践してきたかを物語り、来るべき民主主義を構想するために不可欠なポイントを総覧する。全2巻。

感想・レビュー・書評

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  • ジョン・キーン教授来日 講演会のお知らせ
    小社より主著『デモクラシーの生と死』の翻訳が刊行されるのを機に、オーストラリアの政治学者ジョン・キーンがシドニーから来日します。公開の講演会として下記が予定されていますので、ふるってご参加下さい。

    2013年12月3日(火)
    10:40-12:10
    テーマ  「The Life and Death of Democracy」
    会場  早稲田大学1号館401教室 (入場自由)
    15:00-17:00
    テーマ  「The Greening of Democratic Politics」
    会場  法政大学ボアソナード記念現代法研究所会議室(ボアソナードタワー22階) (入場自由)
    http://www.hosei.ac.jp/gs/NEWS/topics/oshirase/131114.html

    みすず書房のPR
    「「学識のガルガンチュア的偉業と言えよう」(『ガーディアン』)
    「大いに感銘を受けた……恐るべき学問的成果だ」(ドミニク・サンドラブロック)

    デモクラシーは古代ギリシアに誕生した、というのは本当か? デモクラシーの理念と制度は、いかにして今日の形になったのか? デモクラシーの隆盛が高らかに宣せられるかたわら、世界中のデモクラシー国家の先行きに不安を感じる人びとが急激に増えているのは、なぜか? 政党政治や議会制は機能しているか? 議会外運動や世論動向は、デモクラシーとどう関わっているのか? グローバルな経済体制・軍事体制は、デモクラシーにとってどんな意味を持つのか?
    古代ギリシアに先立って「集会デモクラシー」を生み出していた東方の起源に始まり、ギリシアのデモクラシーの盛衰と、イスラム世界が灯し続けたデモクラシーの火をたどった本書は、「代表デモクラシー」の来し方を、ヨーロッパやアメリカ合衆国、さらにラテンアメリカを舞台に物語る。
    記念碑的な「デモクラシーの世界史」たる本書が目ざすのは、デモクラシーをデモクラティックに語ることである。それゆえ、デモクラシーを欧米中心主義から脱却させ、普遍主義から解放し、そのヒュブリス(傲慢不遜)を払拭しようと腐心する。デモクラシーとは、謙虚な人びとの、謙虚な人びとによる、謙虚な人びとのための自己統治にほかならない。全2巻。 」

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