日本の200年 上: 徳川時代から現代まで

  • みすず書房
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本棚登録 : 122
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (399ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622072461

作品紹介・あらすじ

「こういう日本史を待っていた」世界のどの国の人が読んでも"共通に理解できる"新しい近現代日本史が、ここに誕生した。英語版につづいて中国・韓国・スペイン語版も続々刊行。

感想・レビュー・書評

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  • 途中から、インフルエンザにかかってしまい、読み進めることができなかった。

    新しい発見もあった。

    アマゾンで検索したら、新しい版が出ていた。

    読後の感想は、日本は江戸時代、すでに、近代へ移行できる素地があり、そのことが、日本近代発展の良い部分と妨げになっている部分がある、と私は感じた。そのことを、他国の人が書いた日本史でないと、そんな感覚は抱かないだろう。

    歴史は、その一国のためだけにあるのではない、開かれた世界の中にある。

  • 2006年刊(原著2003年刊)。ハーバード大学歴史学教授たる著者が、幕末維新期より現代までの日本史を叙述したもの。上巻は大正時代まで。◆戦前日本のアジア政策についても功罪両面を叙述し、取り立てて特異な内容は有しないが、バランスの取れた良書。そもそも、かかる書籍が英文で公刊されたことに大いなる意義があり、中国語・ハングルでの翻訳本刊行も予定されているらしい。また、著者の「作る会」への批判も首肯されるところ。
    備忘録。①17世紀の地域間交流の要因が参勤交代制にある。②18世紀日本は停滞と活気の両面構造。都市の衰退(都市人口減少傾向)と凶作に伴う廃村の一方、原材料産地に近い農村の興隆、農民の家内工業・交易業への参入。③明治維新の仏革命との対比検討。④草の根レベルの自由民権運動の検討。例えば「工業結社」。⑤原敬が、日本の利益誘導型政治の嚆矢。⑥明治末期の国民統合キャンペーンは一定の規制力は保持したが、実は限定的効果しかなし(そうすると、上からの統制・統合の推進へ進展していった)。⑦日本は国際的には「無産者」。北一輝

  • 日本の近現代史をおさらいするには良いんじゃないでしょうか。明治は今からほんの150年前だったのですね。昭和は今から90年前。私は昭和30年代後半から40年代前半に子供時代を過ごしたものだから、どうしても昭和へのノスタルジーが募ります。これからの日本はなにを目指していくのでしょうか。果てしなき経済成長を夢見続けるのでしょうか。

  • (要チラ見!)

  • わかりやすい日本近現代史入門

  • ゼミの教科書でした。
    しかし、面白いです、普通の歴史教科書では触れていない点が多くあって、ゼミでなくても読んでいて面白いだろうなぁと思いました。

  • 日本語翻訳版、出版記念で2007/5/31東京丸の内、丸善書店で来日記念トークショーいってきました。とても楽しい一時間でした。もちろん、この本を書くきっかけになった話や、これから出版するかもしれない本の話。自らが初めて日本と接したハイスクール時代の夏休み日本研修旅行。アメリカ人らしいユーモアたっぷりの一時間でした。
     この本については、ゴートン氏の、「歴史を通史とみるのではなく、人々の生活の観点での歴史」を書きたかったという主旨のとおり、お得意の労使分野に交えた歴史本と考えられてはいかがでしょうか。

  • 外国人が書かれた日本近・現代史。
    日本を特殊視しないのだとか。

  • 日本経済新聞「エコノミストが選ぶ経済・経営書」2006年ベスト19位 6点

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