岡本太郎の本〈3〉神秘日本

著者 :
  • みすず書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622042587

作品紹介・あらすじ

ナショナリズム、民族主義といった観点を離れて、世界に対しての存在感としての己を見つめるべく岡本太郎は行脚する。「それは見えない記号でありながら、また生活的には、形となったり色となって表現される。こういう無言の地点から、民族の文化、芸術を理解したい。」日本の心性の原風景を探るべく全国を巡り歩く岡本太郎の壮大なフィールド・ワークは、『忘れられた日本/沖縄文化論』(毎日出版文化賞)『神秘日本』に結実する。

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  • 111109onBS熊野=自然神仏日本人:己を見つめる   アーカイブズとして          
    1964に原著,1979にシリーズ版であり                        央庫のみ1999年版のみ
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    ナショナリズム、民族主義といった観点を離れて、世界に対しての存在感としての己を見つめるべく岡本太郎は行脚する。「それは見えない記号でありながら、また生活的には、形となったり色となって表現される。こういう無言の地点から、民族の文化、芸術を理解したい。」日本の心性の原風景を探るべく全国を巡り歩く岡本太郎の壮大なフィールド・ワークは、『忘れられた日本/沖縄文化論』(毎日出版文化賞)『神秘日本』に結実する。

    ●神秘日本
    (オシラの魂―東北文化論 ; 修験の夜―出羽三山 ; 花田植―農事のエロティスム ; 火・水・海賊―熊野文化論 ほか)
    ●沖縄文化論―忘れられた日本より
    (「何もないこと」の眩暈 ; 八重山の悲歌 ; 踊る島 ; 神と木と石)

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著者プロフィール

岡本太郎 (おかもと・たろう)
芸術家。1911年生まれ。29年に渡仏し、30年代のパリで抽象芸術やシュルレアリスム運動に参加。パリ大学でマルセル・モースに民族学を学び、ジョルジュ・バタイユらと活動をともにした。40年帰国。戦後日本で前衛芸術運動を展開し、問題作を次々と社会に送り出す。51年に縄文土器と遭遇し、翌年「縄文土器論」を発表。70年大阪万博で太陽の塔を制作し、国民的存在になる。96年没。いまも若い世代に大きな影響を与え続けている。『岡本太郎の宇宙(全5巻)』(ちくま学芸文庫)、『美の世界旅行』(新潮文庫)、『日本再発見』(角川ソフィア文庫)、『沖縄文化論』(中公文庫)ほか著書多数。


平野暁臣 (ひらの・あきおみ)
空間メディアプロデューサー。岡本太郎創設の現代芸術研究所を主宰し、空間メディアの領域で多彩なプロデュース活動を行う。2005年岡本太郎記念館館長に就任。『明日の神話』再生プロジェクト、生誕百年事業『TARO100祭』のゼネラルプロデューサーを務める。『岡本藝術』『岡本太郎の沖縄』『大阪万博』(小学館)、『岡本太郎の仕事論』(日経プレミア)ほか著書多数。

「2016年 『孤独がきみを強くする』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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