東京は遠かった 改めて読む松本清張

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  • 毎日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620325798

作品紹介・あらすじ

中央と地方、貧困、格差社会、戦争の影… 現代日本の危機を予見していた清張作品のリアリティとは? 松本清張案内の決定版。

感想・レビュー・書評

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  • 名取裕子が松本清張の魅力を語りつくす!「清張先生はすごく優しくて可愛いところがある人でした」「松本清張作品への出演が“女優のスイッチ”が入るきっかけ」|J:COMのプレスリリース PR TIMES
    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000920.000007676.html

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    中央と地方、格差社会、転落する男と女ーー時代を超えて清張ミステリは読み継がれる。昭和文化や都市論、映画に造詣の深い評論家が、「東京」「昭和」「映画と小説」「旅」など、さまざまな切り口から不世出の作家の魅力に迫る。これまでに書かれた清張にまつわる文章に書き下ろしを加えた決定版・松本清張ガイド。
    「一億総中産階級と言われた一九八〇年代のバブル経済期に誰が、その先に格差社会が来ると想像しただろう。しかし、いま、松本清張の初期の作品を読むと、日本の社会は、いまもむかしもそれほど変わっていないのではないかと思ってしまう」(本書より)
    http://mainichibooks.com/books/social/post-657.html

  • 時々無闇と松本清張が読みたくなるのはなぜなんだろうか。多作なので、中には結構トホホな物もあったり、小道具が古くなっているのはどうしようもないのだけれど、それらを差し引いても余りある、何か人の変わらない部分を差し貫いているのだろう。

    いろいろ読み返したくなり、もう家にはないかなあと思いながらも探したらあったあった。宮部みゆきが「名作中の名作。これを読まずしてミステリを語るまじ」とまで言う『一年半待て』も再読してみた。唸った。

  • 中央と地方、格差社会、転落する男と女ーー時代を超えて清張ミステリは読み継がれる。
    昭和文化や都市論、映画に造詣の深い評論家が、「東京」「昭和」「映画と小説」「旅」など、さまざまな切り口から不世出の作家の魅力に迫る。これまでに書かれた清張にまつわる文章に書き下ろしを加えた決定版・松本清張ガイド。

    まだまだ読んでいない作品がたくさんあることに気づく。

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著者プロフィール

川本 三郎(かわもと・さぶろう):1944年、東京生まれ。新聞社勤務を経て、評論・翻訳活動に入る。訳書にカポーティ『夜の樹』『叶えられた祈り』、近著に『映画の木洩れ日』『ひとり遊びぞ我はまされる』など。

「2024年 『ザ・ロード アメリカ放浪記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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