超歌手

著者 :
  • 毎日新聞出版
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本棚登録 : 192
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620325217

作品紹介・あらすじ

今美しくなければすべて無価値。超歌手にして言葉の魔術師・大森靖子による、現代を生き抜く至言満載の書き下ろしフォトエッセー。

感想・レビュー・書評

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  • 大森靖子さんのエッセイ集。
    きつい内容のエッセイもたくさんあったし、時事ネタに自分の意見をぶつける場面もあった。熱量の大きい、パワーに満ちた本だった。

    言動に嘘がない大森靖子さんは批判されてしまうことも多い。インターネットでの炎上も一度や二度ではない。批判されるたびに傷つき、苦しい思いをしてきたが、それでも彼女は変わらなかった。どんな目にあっても自分を曲げないからこそ、大森靖子さんは美しい存在なんだと思う。
    このエッセイ集だって、悪意を持って部分的に抜き出せば、彼女はネットで炎上でするだろう。それがなんだって言うのか。炎上が怖ければ愛想を振りまいて生きていけばいいだけ。自分の信じる”かわいい”を貫く大森靖子さんは、誰かの孤独を消すためじゃなく、それぞれの孤独を愛する音楽を作り続けてくれる。

  • 私の人生のマニフェストになりました。

  • 私の神様。人生で一番影響受けた人。いつかこの方に私の作ったお洋服着てもらうのが夢なんです。
    やっぱり超大森靖子であるのと同じくらい超歌手なんだなと思いました。超歌手になる道を選んでくれてありがとう。
    自分の中にあるもやもやっとした感情とかそうゆうの全部言葉にしてくれていて、靖子ちゃんを通して自分の感情の姿形を始めて知るようです。本当に五語化するのがうますぎるなあ。その分多分誰よりも繊細で人の気持ちがわかってしまう人だから、もう自分以外の誰かのために傷ついたりしないでくださいって思ってしまう。これもエゴ。早くまたライブに行って両思いになりたいです。

  • 2022/03/09

  • 本のタイトルの超歌手 この3文字が世界一
    似合う女性だと思った。

    せいこりんの本を読んで自分の生き方が
    変わった気がします。

  • 2019/12/8購入

  • パワフル!!

  • 時折出てくるフジグランや奥道後といった名詞や方言が愛媛生まれ愛媛育ちの私にとっても馴染みのあるもので、この人は本当に愛媛出身なのだなと感慨深くなった。
    彼女が持つ個人主義の考え方は「人と人はわかりあえない」という孤独の存在を肯定するところから始まる。特に2章にあった「私の真理は殺され続ける、目の前の人間の『あなたをわかりたい』という欲望によって。」という文章は私にとって耳の痛い話だった。わかることによって他者と繋がるのではなく、わからない他者を許容すれば世の中はもっと生きやすい場所になるのかもしれない。
    また、この本で大森は芸術やフェミニズムだけでなく社会や政治に関しても言及しており、著者の思考の質の高さを伺うことができる。

  • 靖子ちゃんを知りたいと思って読んでみました。大森靖子の哲学の断片を知りました。人と人が完全に分かり合えることはないから読み終わって理解したというのも烏滸がましいけどとにかく読み応えたっぷりです。

  • 今美しくなければすべて無価値。超歌手にして言葉の魔術師・大森靖子による、現代を生き抜く至言満載の書き下ろしフォトエッセー。

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著者プロフィール

1987年生まれ、愛媛県出身。超歌手。美大在学中に音楽活動を開始し、弾き語りライブが口コミで話題となる。2014年、エイベックスよりメジャー・デビュー。2015年10月に出産を経て、同年末より活動再開(その間も本連載の休載はナシ)。2018年に結成されたグループ「ZOC」では、メンバーと共にステージに上がりながらプロデュースするなど、自身の音楽活動は元より、執筆や楽曲提供、プロデュースと活動は多岐にわたるが、全プロダクトにおいて精力的な活動を展開中。

「2022年 『超歌手大森靖子の 超一方的完全勝利』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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