銀行不要時代 生き残りの条件

著者 :
  • 毎日新聞出版
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620324876

感想・レビュー・書評

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  • 内容とは関係ないけど…
    文字が小さめで読みづらい文構成だったのがマイナスポイント。
    銀行、特に地銀はかなり逆風な現状。
    合併吸収が増えるのは目前というか現在進行形。
    利益を求める株式会社たるもの、金融(本業)だけではツラい部分があるよね。
    やっぱりフィンテックの重要性は筆者の言うその通り。
    現在でも、イーロンマスクが言うくらい、フィンテックが金融およびITの要になるのもその通り。
    本の後半フィンテック関連だけは読む価値あったかなーという感想です。

  • 今、日本の銀行が直面する課題を俯瞰できる良書です。

    根っこにある「資金余剰問題、低収益性、人口問題」
    フィンテック、ガバナンス問題、そして邦銀生き残り
    への提言など、銀行関係者には示唆に富む一冊。

    個人的にはフィンテックやガバナンスに対する著者意見には少々違和感を覚えました。

  • 7割の地銀ではすでに本業が赤字化、
    5年後にはほとんどの地銀が赤字経営に転落?!
    人口減少、フィンテックで「いらなくなった銀行」はどこか?

    格付けアナリストが大手行の国際比較や戦前の統計も交え徹底分析!

  • 《目次》と概略は以下の通り。
    (銀行員とその関係者は必読だと思う)

    1章 邦銀共通の課題
    2章 地銀問題の本質
    3章 大手行は本当に大丈夫なのか
    4章 なぜ改革が進まないのか
    5章 フィンテックは破壊か救いか?
    6章 「大淘汰時代」をどう生きのびるか

    1章:3つの課題
    ①国内の貸出需要が限定的
    ②収益性が低い
    ③日本の人口減少と少子高齢化

    2章:分析
    地銀64行の実質預貸利ザヤを計算すると、7割超の46行が赤字(2017年3月決算)。これは2014年3月時点の27行から急増している。代表的な大手地銀2行について、この預貸収益の悪化が続くと5年から6年未満で赤字になる試算が示されている。

    6章:提言
    地域金融は
    ①3社程度の全国型地銀へ集約
    ②特定リテール(消費者ローンなど)を目指す
    ③残りは信金化も視野
    の三択。

    大手行は経営改革を進め、フィンテックを活用して国際競争力を強化。

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