- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784620322513
作品紹介・あらすじ
『論語』、『武士道』、福沢諭吉、吉田松陰、デカルト、ニーチェ…ビジネスに役立つ!"生きた教養"を伝授。
感想・レビュー・書評
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知識としてじゃない「自分の現実を変えるもの」として数々の古典が登場します。これがとてもよかった。「実質主義」とか「心に地下室をもつ」とかすごく面白い。というより、徹底して名著を自分に落としこんでる斎藤孝さんの解説と洞察がすごい。
たしかに、古典の中の言葉に励まされたり、目を開かされることがある。自分の悩みや理不尽にもすでに答えが用意されていると思うことすらある。
先哲がその知力を尽くして考え抜いた叡知が古典につまってることを感じました。とてもいい言葉の数々に出会えて文句無しの⭐5でした!繰り返し読み返したいと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読みやすい文章で、難しい古典作品の内容を説明してくれる。知らない本、歴史として知ってるけど読んだことのない本がたくさん。興味が湧いた。
尊敬する偉人くらい言えないといけないという言葉が1番響いた。 -
著者の文章はいつでも読みやすい。そして、私に古典を読むきっかけを与えてくれた。方法序説、君主論や孫氏の兵法、論語、変身、氷川清話、史記など多岐にわたり、かつ思想が相反する様な図書も紹介されている。
個人的に頭に残ったのは、菊と刀における忍者の記述。実態ではなく、受け手の期待に合わせてアウトプットしてみようと思うきっかけとなった。 -
実際の古典書の中で、本当にビジネスにつながるエッセンスを筆者がピックアップし、わかりやすくコメントを追加してくれた本。もちろんそんなに目新しい見解、見方はないが、そんなことは百も承知で読むべきであろう。
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古典を読みたいとか、エリートになりたいと思って読んだわけではなく、Kindleで無料で読めたのでたまたま読んでみましたが、とても面白かったです。
古典は難しくて読みにくいし、何を伝えたいのかわからない、と思って全く手を出していなかったのですが、
普遍的、かつ、生きていく上で大切な教えが詰まっているものなのだと知りました。
また、著者の名前はよく聞きますが、どんな内容の本を書いているのか全く知らず、この本が初めてでした。
書籍の数が多すぎて商売っ気が強い人だな〜と思っていましたが、「40代からやっと努力が報われた、それまでは地獄のような日々だった。心の「地下室」でずっと自分と向き合ってきたからこそ、内面から色んな思いが爆発し、書きたいことが山ほどあって今こんなに本を出しているんだ」というエピソードに、感動しました。
あぁ、きっととても苦労されてきた方なんだろうなぁ・・・と感じました。
鬱屈した思いでいっぱいになった時も、きっと、古典の存在が著者を支えてきたのだろうな、と。
だからこそ、古典を読むべきだという主張に、とても納得させられました。
おわりに、の方では、1人で考えたりじっくり内省する時間が減った若者のことを嘆いておられ、批判めいたことも中には書かれています。
でも、その姿勢がかえって、1日中あれこれ考える私のような根暗な人間を励ましてくれているようで、嬉しかったです。
私にも、いつか内面の思いが爆発する瞬間が訪れるのでしょうか。その時は、誰かに影響を与えてみたいし、あっと驚かせてみたいですね。
古典を読むことを勧め、そして、自分がどうありたいか、物事にどう向き合うべきか1人でじっくり考えることを全肯定してくれる、良い本でした。
元気が出るし、勉強し続けようと思える本で、おすすめです。 -
齋藤孝による古典のレビュー。
古典といっても古今東西色んな書籍があり、とても勉強になった。 -
読んでいて非常に心を揺さぶられた本であった。色んな本をこれで読んでみようと思う。
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自分にも一生ものとなる古典を見つけたいと思う。
一度しか読んでない本もあるので、再読してみたい。
この本を見てから、再読をするとまた違った印象を受けることができそうだ。 -
古典から学ぶ重要性がわかる一冊。
紹介されている古典はどれも参考になりそうなので、順番に読んでみることにします!
まずは「論語と算盤」から。