- Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
- / ISBN・EAN: 9784620210407
作品紹介・あらすじ
異国生活で変化した幸せの尺度。母との確執を超え気づく書く事の原点……赤裸々につづられる人気作家の素顔。日々が愛おしくなるエッセイ。
感想・レビュー・書評
-
仕事の繁忙期が終わったと同じタイミングで読み終わりました
小川糸さんのお母さんの話
読んでいても辛かったな
ベルリンでの生活や、イタリアの美味しいお店、モンゴルでのゲルで生活
色々な経験から物語が生まれているんだなと実感
あとがきに、元旦那さんと書いてあって少し寂しく感じました
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今まで何冊か小川さんのエッセイを読んでいたけれど、集大成って感じだった。
次のステージに向かう感じもあったな。
私も自由に風の吹くまま生きてみたいよう。 -
どのタイトルも3ページで収められていて、とても読みやすかった。小川糸さんの日本とドイツでの暮らし、母親への想いが伝わってきて、エッセイを読んでいるような感覚で、心が温かくなる一冊。旅に出る電車の中や旅先でのんびりしながら、読む事をおすすめしたい。家で読むにはもったいない一冊だった。
-
ドイツの人ははっきりものをいう。
あまりお魚が売っていない。
日本ほど衣食にこだわらないかも。
日曜はもちろん、夜もお店は閉まってしまう。
そして、家族(犬も)との時間を大切にする。
私も行ってみて、感じるところがあった。
電車の切符について書かれていたけれど、本当に改札がない。
なんにもない。
これには驚いた。
ちょっと上に上がったらそのままホームなんだもん。
そして、どこでもビールが飲める。
短い夏、テラスで飲めるのはもちろん、喫茶店のようなところでも。
ドイツ人に生まれたら、それはそれで楽しかったかな~
娘はまだ帰ってきません。
また延長しているし、もしかしたらずっとドイツかもね~
げんきでね~-
辛4さん、こんばんは!
娘さんがドイツにいらっしゃるのですか?
なかなか会えなくて、
ちょっぴりさみしいですね。
ウチの娘も1カ月間...辛4さん、こんばんは!
娘さんがドイツにいらっしゃるのですか?
なかなか会えなくて、
ちょっぴりさみしいですね。
ウチの娘も1カ月間の予定ですけど
イギリスにもうすぐ行くんです…。
まぁ、普段から離れて生活してるんで
その延長なんだって思ってはいても、
海外だとちょっとさみしさの度合いが違うような(^-^;
それは、さておき
ドイツに行ってみたくなりましたよ!
ビールがテラスで、喫茶店のようなところでも
どこでも飲めるっていいですね(^O^)/
今年のような暑い夏は、
キンキンに冷えた生ビールが飲みたくなります♪
ごめんなさい…この作品とは
全く関係ないコメントしてしまいました(^-^;2023/08/02 -
かなさん。
コメントありがとうございます。
イギリスですか。。。いいですね~
最近の子たちはかる~く留学するんですねえ。
私のころは、留学す...かなさん。
コメントありがとうございます。
イギリスですか。。。いいですね~
最近の子たちはかる~く留学するんですねえ。
私のころは、留学するのは教授になるための修行する人に限られてました。時代は変わりました。
娘のいるところは、ワインでも有名なところで、もちろんビールもおいしく(楽しく←これだいじ)飲めるのですが、ワインも飲めてました。フランケンワインって言ってました。。。
うちのこはもうかれこれ4-5年行ってるかも、です。2023/08/03
-
-
小川糸さんのエッセイは初だと思う。
この本を読んだらみなベルリンが好きになってしまうと思う。
ベルリンでの生活、ドイツ人、ドイツの国に惹かれてしまう。
これだけでも読めて良かったのですが、作者の母親との確執も書かれています。
人生は双六のようなもの…と、話されていますが、皆それぞれ違う景色を見るために歩んでいるのですね。
素敵な本でした。 -
2017年〜2020年頃までベルリンに住んでいた糸さんのエッセイです。毎日新聞での連載だったようです。
ドイツと日本の違い、旦那様やワンちゃんとの暮らし、母親との確執。
ドイツの犬の税金とか、日曜日はお店が閉まって皆が家でゆっくり過ごすところとか、クリスマスシーズンはお店が休みになる所とか良いなぁ。ドイツ在住の友達が教えてくれたんですが、トラックも日曜日は走行禁止だそうで、日本もそうなると良いのになぁ。ドライバー不足なら、かなり思い切った待遇改善が必要で、消費者側も多少の不便は受け入れる覚悟が必要だと思います。
大好きなママ友がドイツ在住なので、彼女の事を思いながら読みました。ドイツ住んでみたい気もするけど、大雑把な私に出来るのか。まずは語学力という高いハードルもあるけどね。
あと、糸さんがラトビアに心酔されていて、いつか行ってみたいと思いました。 -
小川糸さんの素顔が、ほんの少しだけ垣間見れる素敵なエッセイだった。
日本での生活と、ベルリン、ラトビア、モンゴル、鎌倉での生活からみえてきたもの。
母親との確執や、元夫への感謝、愛犬ゆりねで満たされる母性等、小川さんを紡ぐひとつひとつのお話が、飾り気なくストレートで読みやすかった。更に同世代とあってか、感じ方や考え方に同調する点が多かった。
装画・挿絵デザインもラフなタッチながらも、とてものびやかで作品とピッタリ合っていた。
沢山のミニエッセイからなる作品だが、なかでも運動会の栗ご飯のお話は、私の亡き母との思い出にも重なる部分があり何だかジーンとしてしまった。生の栗から作る栗ご飯は、本当に愛情の味だと思う。
また、日本はお金を使って消費することこそが、幸せになることだと信じ込まれているというのには、賛成票を投じたい。正にその通りだ。お金をかけなくても幸せになる方法を気付き、考えられる生き方をしていきたいと思う。
そして、なんと言っても手前味噌のお話。
私も手作り味噌デビューを先日したばかりだったので、物凄く共感した。自分で作った味噌は、本当に可愛い。そして本当に美味しい。
可愛い?と思われるかもしれないが、お味噌は生きているので、ついついこんな表現になってしまう。
我が師匠曰く、味噌は同じ材料同じ分量で作っても、作り手によって全く違う味になるそうだ。それは、その人がもともと持つ常在菌と、作り手の心の在り方が影響するからなのだけど、やっぱり手前味噌になっちゃいますよね〜と勝手に親しみを持ちながら楽しめた。
1日の終わりの寝る前に、枕元で少しずつ読むのに最適な一冊だった。
-
再生の物語を書く作者のエッセイ。母との溝はとてつもなく深かったのだろう。そこが一番気になってしまった。
-
小川糸さんの作品は、「食堂かたつむり」「つるかめ助産院」で止まっていた。ベルリンを中心とした海外生活や旅先での体験が中心なのだが、やはり二章のお母さんとのことがとても印象的。
終章で再生の物語が多いことについて、素直な言葉で書かれていてとてもストンと落ちた。
私も、明るい方へ、光の射す方へ歩んでいきたいと思うから。 -
初エッセイ。著者のバックボーンに初めて触れてこの人からあの作品が生まれたのかと納得する事が沢山。食堂カタツムリの母娘の関係を思い浮かべた。物欲が消えるの中で日本自体が巨大なショッピングモール。お金を使う事が幸せにつながると信じ込まされているように感じるに同感