- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784620210377
作品紹介・あらすじ
ピカソやゴッホを訪ね、取材先で食べた「思い出の一品」。至福の食べ歩きエッセイ。
感想・レビュー・書評
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毎日新聞の日曜版に連載された、食にまつわる短いエッセーをまとめた本。
こういうの、まとめて一気に読むもんじゃないな。週一でのんびり目を通すのが丁度いい感じ。著者が無邪気にべた褒めする郷土料理や食材、そして名店の数々、ちょっと鼻につく。「私は「牡蠣」の生まれ変わり」(「前世は餃子だった可能性のほうが高い」とも)にはさすがに退いた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
マハさんの旅の多さ、友人の多さにびっくり。ヨーロッパのおしゃれな街並みが想像できた。旅とグルメ、これはセットである(^-^)。
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気分転換に原田マハさんの食に関するエッセイを読んでみた。
楽しい。原田さんが訪れた国内・世界のあちこち、色んなところで食された美味いもの。その多様なご経験には全く歯が立たないが、少しだけ自分と重なるような体験があると、「そうだよね。おっしゃる通り!」と一人で相槌を打っている(電車の中で一人で「うんうん」と頷いている変なオッサン)。
このエッセイの文章がとても軽妙で読みやすい。しかもウィットに富んでいる。読んでいると心身が弛緩しつつ思いは日本各地、世界の街の美味しいお店を駆け巡る。
取材のための旅、その言葉に憧れてしまう。しかし、一つの小説を書き上げる為の構想力、丹念な取材、そしてその描写力。原田さんはすごい人だと思います。
その凄さがあるから、こういったエッセイも活き活きしたものに感じられるのでしょう。
世界が平和で安定して、誰もが美味しい物を食べられるような世の中になって欲しいものです。 -
食と旅のエッセイが大好きなので、大変面白く読ませてもらいました
湊かなえさんの山猫のエッセイ、今回の原田マハさんのエッセイを読んで、他の作品をもっと読んでみたい!!
とすごく思いました
エッセイの中で人柄をより感じました
原田マハさんの本を積読しているものもありますが、このエッセイを先に読んで良かったー!と思います
アートにも食にも詳しくて、いろんな地に行ったこともあって、素敵な人生だなと刺激を受けました!! -
日本中、世界中の旅先での美味しいものが紹介されるエッセイ。
僕は妙にイスタンブールのパセリのサラダが気になったな… 後はパリの生牡蠣… などなど
コロナ前のような気軽な旅行や外食が恋しくなります。「もう一度あとがき」がホントそれです。 -
元気になるために、生きるために、幸せになるために、さぁ、食べに行こう!みたいな本かな。この本を読んで本当にマハさんは食いしん坊だなと思った。朝ご飯に命をかけて、自らを牡蠣の生まれ変わりと呼び、カレーをこよなく愛するマハしんのエッセイ。面白いエピソードがたくさん。楽しかったです。
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美味しい物好きの原田さん。日本国内からパリ、ニューヨーク、その他海外の美味しいもののお話が詰まったエッセイ。
美味しいものを求めての旅は好きなので、それぞれの土地を想像して楽しめた。 -
マハさんのアート小説が大好きでよく読むけれど、エッセイは読んだことないなと思って読んでみた。
日本各地、世界各地のおいしいものがこれでもかと詰まったエッセイで、お腹が空いてしまう本だった。
マハさんは牡蠣の生まれ変わりらしい。笑
私はなんだろう、チョコかな…
中に出てきた猫本・猫雑貨専門店の「書肆 吾輩堂」、ホームページを見たらとても素敵だった。ネットショップもあるので猫好きさんにおすすめ。 -
マハさんの旅先で出会った美味しい食べ物のお話、ユーモアたっぷりなエッセイであっという間に読みました。
最後のもう一度あとがきで、今のコロナ禍の状況に触れていて大泣きしてしまいました。マハさんが言われていたように、コロナ禍が落ち着いて自由に旅に出れるようになったら必ずやこの本を持って旅に出ます。 -
原田マハ氏が身近に感じる一冊。
食への追及の姿勢、美味しいものがあればフットワーク軽く遠方に行っちゃう感じは共感できる。
友達になりたい。