電気ちゃん

著者 :
  • 毎日新聞社
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本棚登録 : 84
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620107981

作品紹介・あらすじ

家出少女と超ダメ男「電気ちゃん」ちょっとおかしくて切ない恋の行方…。ひとりぼっちの魂を包み込む五つの物語。気鋭のストーリーテラーによる鮮烈な渾身作!

感想・レビュー・書評

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  • 児童書かと思って図書館で借りて家に持って帰ってびっくり!!!
    これは娘たちには読ませられない。

    児童作家さんの作品だから安心していたのに。

    やっぱり子どもには自分で読んだ本を手渡さないといけませんね。

  • もっと、人物達の生活の続きを知りたいと思った。

  • 人間関係や自分自身の生きかたに少しずつ問題を抱えている女性たちが主人公。あっさり読めたけど、良くも悪くもなく。

  • 2016/02/08 読了

  • 電気ちゃん目線のモノも読んでみたいな

  • ダメ男の電気ちゃんとそのアパートに住む孤独な女たちの連作短編集。不思議な大人の童話のような独特な雰囲気で引き込まれました。私は「チョコレート」が好きでした。誰もが一人ぼっちだけど思わぬところで繋がって誰かに見守られてると信じられるような少し心が温まる短編集でした。

  • 短編集かと思いきやつながってる

    電気ちゃんアザができるほどの殴ったり蹴ったりはダメだよ
    私だったら冷める

  • 家出少女の「鳥子」、鳥子を拾った「電気ちゃん」、乳ガン宣告を受ける「寿々」、寿々の恋人の美人ホステス「紫」、他人に食事をつくることが生きがいの「きみ夜」、最後に鳥子が出会った「ざらめ」。

  • 子どもの頃から幻聴に悩まされ、ある日衝動的に家出をした16歳の鳥子。
    乳がんの宣告をされたOLの寿寿。
    料理を作り、様々な男に食べさせることで幸せを感じているきみ夜。
    寿寿と同棲している美人ホステスの紫。
    それぞれの場所で、それぞれの生活をして過ごす彼女たちは、いずれ鳥子を拾った「電気」と名乗る男を介し、つながっていく。

    不思議なお話でした。少し寂しくもあり、哀しくもあり…なのになぜかふわっと温かい。でも人間ってそんなものかな。すべて満たされているなんてことはなく、何かに不満を持っていたり、どこか寂しくて孤独だったり。人と触れ合うことで傷つくこともあるけれど、癒やされることもある。そんなお話でした。

  • 不思議な空気感だったけど、読みやすかったです。

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著者プロフィール

第45回毎日児童小説・中学生向きにて優秀賞受賞。2005年、『神さまの住む町』(岩崎書店)でデビュー。『小さな命とあっちとこっち』(毎日新聞社)、『ばあばは、だいじょうぶ』(童心社)など著書多数。

「2017年 『走れメロス/くもの糸』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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