通い猫アルフィーとジョージ (ハーパーBOOKS:【通い猫アルフィー】シリーズ 第3弾)
- ハーパーコリンズ・ ジャパン (2017年7月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
- / ISBN・EAN: 9784596550637
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通い猫アルフィーのシリーズ第3弾。
アルフィーは通い猫。
最初の飼い主が高齢でなくなり、いきなり家を失って、通い猫になったほうがいいと決めたのだ。
今では、クレアとジョナサンとの夫婦が住む家をメインに、3つの家を巡り歩いています。
それぞれが知り合い、飼い主たちも仲良くなる結果に。
アルフィーには、近所に住む白い猫スノーボールというガールフレンドがいました。
楽しく付き合っていたが、飼い主が引っ越すことになり、突然の別れがやってきてしまう。
元気をなくしたアルフィーを見て、飼い主が考えたのは‥
突然現れた小さな子猫に驚き、人間の単純な発想に憤慨するアルフィー。
しかし、ジョージはとっても可愛い子猫だった。
誰も長くは抵抗できないほどで、いつの間にかアルフィーは子育てに奮闘。
ご近所の猫仲間も皆、可愛がり始める。
中でもタイガーは、ほとんど母親代わりに。
クレアとジョナサンには娘サリーが生まれたが、もう子供を生めないと知ったクレアは養子を迎えたいと願う。
及び腰のジョナサンと夫婦の危機?
他の夫婦にも、それぞれ問題が‥
一方、街灯の柱に猫の顔が描かれたビラが貼られて、それが増えていった。
何かわからないでいたアルフィーたちだが、行方不明の猫がいるのだと気づく。
そして、怪しい家を見つけ‥?
可愛い子猫ジョージの登場に加え、アルフィーの活躍と愛の行方がほのぼの。
事件は深刻になりそうで、そこまでは行かないのがいいところ。
猫は事件のことなどは、ここまでは考えないだろうけど~(笑)
猫同士の愛情はあるし、人間のこともよく観察していて、飼い主に寄り添う気持ちはちゃんとある。
ふくふくと可愛らしい猫たちの真剣なようでとぼけた様子が思い描けて、和みます。
楽しく読めました。 -
シリーズ3作目。これまで以上に心温まるストーリーだった。
私も飼い猫を自分の子供のように思っているので、深く共感できた。
「愛情にルールはない、お互いに相手の面倒を見るだけだ。それと同時に永遠に続くものではない(中略)だから幸せはつかめる時につかまないといけない。自分にとって大切なものをしっかりつかみ、大切に育む必要がある。大切な相手に日々感謝する必要がある。」
アルフィーの言葉に感動した。私も身近にいる大切な人や幸せを当たり前のものと思わず、感謝の心を日々忘れないようにしたい。 -
猫が扱うには大きすぎるんじゃないかと思う事件もなんとかしてしまうスーパーキャット、アルフィー。
今回は、時々集まる猫仲間がなんだか可愛かった。近くの人間には猫集会に見えたことだろうな。
こんな猫の多い町で暮らしたい。
猫以外では、ジョナサンが気の毒に感じた。
嫌がってるんだから、やめてあげればいいのに。結果オーライだったみたいだけど、駄目だったら家庭が壊れてたよ、ほんとに。 -
アルフィーシリーズ第3弾!
1作目から大好き。
今回は初恋が突然終わり、その悲しみと向き合いながらジョージという可愛い仔猫の父親代わりになるアルフィー。
どんな人間も猫も魅了してしまうジョージの存在が、この作品の鍵になってる。
相当可愛いんだろうな…♡
人間の悩みや街の問題を放っておけないアルフィーは、相変わらず解決に忙しそうにしていて、またアルフィーを取り巻く家族や仲間たちの団結力にも脱帽。
ごみばこ頼れるなー。
アルフィーシリーズはいつも心に響く文章があって、アルフィーから色々教えてもらったり、改めて考えさせられる事が多い。
次作も楽しみに待ってます! -
今回もアルフィーを中心とした猫と人間のお話
恋人と別れ別れになってしまったのは悲しかったけどその後の新しい家族のおかげで元気になっていったアルフィー
人間の世界にも色々問題は起こるけどそれも無事解決
よかったよかったでした。
それにしても、欧米?の小説では離婚、養子、再婚っていうことは当たり前なんだろうか。