瞳の奥に (海外文庫)

  • 扶桑社
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (538ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594087418

作品紹介・あらすじ

スティーヴン・キング、イアン・ランキン絶賛
Netflixにてオリジナル・ドラマ化!
意想外のラストが待つ男と女、三人の愛憎劇

警告:決して何も信用してはならない。
『ゴーン・ガール』を超える未曾有の衝撃があなたを襲う!
NYタイムズ・ベストセラーNo.1の大ヒット作、ついに上陸

●「ただごとではない素晴らしさ」(スティーヴン・キング)
●「巧緻なパズルボックスの如き小説。もっとも不気味なヒッチコック、もっとも容赦のないルース・レンデルにも比肩する、熟練の技で組み立てられたスリラー」(ジョー・ヒル)
●「圧倒的インパクトの家庭内スリラー。ラストのどんでん返しにご用心」(イアン・ランキン)
●「普通の〈予期せぬ結末〉とは訳が違う」(サンデータイムズ・カルチャー)


ロンドンの精神科クリニックで秘書として
働くルイーズは、新しいボスとなる医師デ
ヴィッドを一目見て仰天する。彼はその前
夜にバーで会って意気投合し、キスまでし
てしまった相手だったのだ。二人はやがて
一線を越え、関係を深めるが、ルイーズは
彼の魅力的な妻アデルとも偶然知り合い、
罪悪感にかられながらも友情関係を築いて
ゆく。しかし、この夫婦にはどこかおかし
なところがあって……意想外の展開が読者
を翻弄する驚天動地の心理スリラー。結末
は、決して誰にも明かさないでください。

感想・レビュー・書評

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  • 驚天動地!ネタバレ厳禁の傑作『瞳の奥に』!Netflixドラマ原作 - 扶桑社ミステリー通信
    http://www.fusosha.co.jp/mysteryblog/2021/02/post-373.html

    サラ・ピンバラ『Behind Her Eyes』 | 英国アート生活
    http://loki-art.jugem.jp/?eid=2032

    サラ・ピンバラの最新YAスリラー「13 Minutes」映画化へ | Librarian Nightbird
    https://ameblo.jp/librarian-nightbird/entry-12187270730.html

    瞳の奥に|書籍詳細|扶桑社
    https://www.fusosha.co.jp/books/detail/9784594087418

  • 読了後、しばし呆然とした。すごいものを読んでしまった。でも、何がすごいかは言えない。序盤から中盤にかけてのありがちな展開に少しイライラしながら読み進めていったが、徐々に何が起きているんだろうという疑問符が頭の中を駆け巡る。物語の様相が一変していく様は見事。そこからはラストまで一気に加速して読み切る。そして呆然としている。訳者の佐々木紀子さんが書かれているように「ひねり」の部分に難色を示す人もいるかもしれないが、物語の中での説明と位置づけが明確であるので、現実世界との対比は気にしなくてよいのではないかと思う。物語の中での整合性がとれていれば読者は納得するのでよいと思う。違和感よりもその使い方のうまさに唸ってしまった。このレベルの作品を上梓できるのなら、楽しみな作家である。とにかく何の先入観も情報もなく、白紙の状態で本作を読むことをお勧めする。

  • 帯にひかれたのと、ブックセールであったので読んでみた。
    私は・・・ナシかな・・・。ミステリーなのかな?
    一ついい点を挙げると、登場人物が少なくて分かりやすい。

    出会いはまるでグレイズアナトミー。
    基本的にルイーズとアデルが交互に一人称になって展開、たまに過去の話が入る。

    300-400ページまでは惰性

    ものすごい未曽有の衝撃、最後のどんでん返しを期待して最後まで我慢して読んだ。
    その後展開が速くなっていくが、最後の50ページ程度で「は?」となる。
    かなり評価が分かれるようだが、私的には・・・無い。
    前回の『隻眼の彼女』と言い、今作と言い、結構レビューは高いけど、私的には500ページ以上をかけた時間に対して、期待外れでした。

    切ったり”蒸したり”できるフードプロセッサーなんてあるんですね。
    ワークアウトの理由が分かったときはちょっと「おぉ・・・」となりました。

    マスタベーションを「マスをかく」という風に訳されていたのは、初めて聞きました。死語(世代??)なのか、私が知らないだけなのか、方言なのか、何度か出てきて気になってしまいました。

    確かに分かったうえで再度読んだらまた違う楽しみ方はできそうだけど、読まないかな・・・。

  • 面白かった!久しぶりに、ハラハラするミステリーに出逢えた。
    巧妙なストーリー展開、それほど残酷なシーンもなくて、不快さも残らない。素晴らしい。

  • ずっと気になってて、図書館の予約が忘れたころきたのでやっと読めました。まさに「なんじゃこりゃ~!」と松田優作状態になるような作品。読後の一言は、
    「こおわっ∑(゚Д゚)」
    いろいろ予想しながら読んでいたのだけれど、ラスト近くなり、もしかしてもしかして??と思いつつも、ぎょえ~っ‼︎ という気持ちです。

    これはねえ、もう絶対ネタバレしないで、とにかく読んでみるしかない。後ろのページをチラッとも見てはいけません‼︎ すごく面白かったし、映画になりそうだなあ~という感じの作品です。もしかしたらね、映像のほうが、すんなり受け入れられるかもしれない。(実はこういうのってあるよね)

    読み終えての個人的な自分への警告!オープンな性格や、無駄な正義感、お人好しもほどほどに。自分を守ることが大切よん。

  • すごいものを読んでしまった。いつか合理的な回収が成されると思っていた伏線が、まさかそっちの方に行かないよねと祈る気持ちでいたけど、まさかの方に行ってしまった落胆からの、ええええ、そうなるの⁉︎という驚愕。ミステリの範疇ではないし(むしろオカルトもの?)、うまく行き過ぎだよと思うけど、これほどの力技には屈してしまう。
    そして、悪よ、万歳。悪しき者がこれほど完璧に自らの欲望を叶えるとは。誰にも教えちゃいけない結末が残酷で素晴らしい。

  • いい意味で思いっ切り裏切られた!
    Netflixのドラマの原作との事ですが、これを映像化するのは大変だったのではないか。これを観るためだけにNetflixを契約しようかと思うくらい衝撃的。
    こいつは絶対裏があると想像して読み進めると…人間不信に陥りそう(笑)

  • 2023.06.04
    2回目はより味わいい深い、という解説がついた本書。読んでみて納得。
    なぜそうなるということを丹念に考えていく面白さのあるサスペンス。人の内面とは何かを考えている。

  • 少しだけオカルト要素あり。
    まあまあ楽しめた。
    アデルめっちゃ嫌な女だな!と思ったら……
    どんでん返し系。確かに結末は誰にも言えないわ。

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著者プロフィール

サラ・ピンバラ1972年、イギリスのバッキンガムシャー生まれ。2001年にホラー小説でデビュー以来、スリラー、ファンタジー、SFなどをジャンルを超えてヤングアダルトや一般向けに発表。25以上の長編と、多くの中・短編作品が、世界25の国・地域で出版されている。また、ヤングアダルト向けファンタジーでは、サラ・シルヴァーウッド(Sarah Silverwood)のペンネームでも執筆。英国幻想文学大賞の短編と中編部門賞で3度の受賞歴がある。本作『瞳の奥に』はNetflixオリジナル・ドラマとして世界で2021年に配信。最新作『Dead To Her』(2020年)もアメリカでテレビシリーズ化が決定している。

「2021年 『瞳の奥に』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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