ゴーマニズム宣言SPECIAL コロナ論2

  • 扶桑社
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594086527

作品紹介・あらすじ

【「第三波」が猛威を振るっても経済を止めるべきではないこれだけの理由】



 厚生労働省の統計によると、季節性インフルエンザによる死者数は1年でおよそ3000人。インフルエンザに端を発した誤嚥性肺炎など「間接死」も含めると、毎年1万人もの人が亡くなっている。



 一方、新型コロナウイルス感染症による死者は11月18日現在で1933人。これは、毎年正月に餅をノドに詰まらせて死にいたる約1300人よりは多いものの、風呂場の浴槽で誤って「溺死」する約5000人より遥かに少ない数字だ。



 11月に入って以降、「第三波」の襲来がさかんに報じられている。18日には新規陽性者が初めて2000人を超えた。だが、少し冷静に考えてみてほしい。季節性インフルエンザの感染者は毎年約1000万人にも上り、これを365日で割ると1日当たり3万人の感染者を出している。つまり、たとえPCR検査の陽性者数が1日当たり5000人を超えたとしても、季節性インフルエンザに比べれば、新型コロナウイルスの脅威は格段に小さいということだ。



 もちろん、すでに多数の死者を出している欧米をはじめ、南米ブラジルやインドなどでは、感染拡大が即ち死に直結していることも否定していない。だが、いくつもの「ファクターX」を持つ日本において、インフルエンザに比べても極めて弱毒性であると言われる新型コロナウイルスを、ここまで過剰に怖がるのはナンセンスと言えよう。なぜなら、現在のコロナ・パニックは、専門家とメディアが恐怖を煽りに煽って作り上げた「インフォデミック」に過ぎないからだーー。

感想・レビュー・書評

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  • 三週間ほど前に、8月に出版された第一弾を読んだけど
    小林さんにブレはありません。

    YouTubeの動画を、削除されたそうです。
    いろいろ考えさせられました。

    続いて第三巻も読むので、そちらで考えをまとめられたらいいなと思っています。

  • テレビで特番やってほしい!!!

  • 新型コロナを必要以上に恐れることのないよう気付かせてくれる一冊。

    ヒトは今までもウイルスと共にあり、ウイルスによって進化してきた事。

    敢えて言う、「経済は人の命より重い」事。

    色々と考えさせられます。

  • テレビは偏っているのだと感じた。
    すべて悪いとは思わないが、それを鵜呑みにするのではなく自分で考え判断して行動するべきだと考えさせられる。

  • ウイルスそのものよりも恐怖を煽るマスコミ、医者。それに乗せられる阿呆。本書を読んでただしい知識を学ぶことこそが今は重要なのだと思います。
    テレビというものを必要以上に信じ、それに従って行動することがいかに危険かということもつまびらかにされています。

    基礎疾患と高齢者で不安な方は自主隔離。そうでない若者は元通りの生活に戻る。という世論が広がることを願っています。

  • 20201228


    科学的データと歴史的知見を駆使したコロナ脳に侵された日本国民への熱い警告。

    コロナ禍と言われて、1年が過ぎた今、インフルエンザの感染も奇跡的に少なく抑えられている日本にとって、コロナ脳は、テレビ、新聞に作り上げられたインフォデミックに過ぎない。
    テレビ、新聞の報道は全て正しいと植え付けられている高齢者をコレ以上洗脳するのは辞めて欲しい。

    益々、高齢者と若者の分断を広げている。

    それなのに、政治家も医者も科学者も、いつまでたってもコロナ遊びを辞めようとしない。

    いったいいつまでこんな愚策を行い、無駄に経済を衰退させ、会社を倒産させ、自殺者を増やし続けるのだろうか。

    日本と欧米では状況は明らかに違うのだ。
    日本国民には、早く目を覚まして貰いたい。
    そのための強烈なメッセージが本書には散りばめられている。

    今こそ、世界から取り残されている日本が存在感を示し、成長できるチャンスなのだ。

    来年こそは、国を動かしている人々の、思考力の無さに驚愕する日々を過ごしたくないと切に願うばかり。




  • 新型コロナは「インフォデミック」である。
    この考え方に賛同する。
    この考え方が広まって日本社会が少しでも良い社会になることを期待する。

  • 度外れたヘタレ なぜ金科玉条に出来る? 錦の御旗にして ふんしょ焚書にはならない どうも「結論ありき」で情報を流していて、「マスクの効果は限定的」なんて言えないらしい。 確たる「生死感」が醸成されないまま 老人と主婦の視聴者層に媚を売り続けています 全て利権絡みなのではないかとさえ勘繰ってしまう 自分が信仰する宗教を冒瀆された気持ちになるようです もはや言論統制ですよ 語弊を恐れずに言えば、高齢者や基礎疾患を持つ「死にそうな人」が亡くなっていくのはある意味、自然なことなのです。 日本人が免疫を獲得するのを妨げてきたに等しい 命のキャリーオーバー(繰越し) 彼等はコロナ・バブルの中でフィーバー状態ですよ こんなことを言うと、「優勢思想」と批判されそうですが、ウイルス感染症による死は、弱者を淘汰する自然のメカニズムの一つだと思うのです。ところが日本では、自然の摂理を拒み、医療現場では日頃から死なないように必要以上に手を尽くしている。 加齢によって血管が硬化してしまい、血圧を上げないと脳の隅々まで血液は流れず、認知症になり易くなってしまう。 当然ですが、死なないシナリオが成功した試しなんてなく、日本人の95%は人生最期のシナリオが上手くいかず失敗し、辛い思いを抱えて死んでいく。 進行癌の場合、医者は少しでも生き永らえさせる為に、抗癌剤等の治療に患者さんの残りの時間を使うけれど、稼いだ時間を常に治療に費やしている様はパチンコ屋にずっといるようなものです。 「合成の誤謬」を招いているわけです 嚥下訓練 呼吸は快楽だ! スタジオが嘲りの笑いに包まれていた 自律神経のバランスが崩れ、免疫力が低下するので、新コロに曝露したら、あっという間に感染・発症してしまうリスクがある。人間は自然に暮らして、色んな細菌やウイルスに感染して免疫を鍛えているのに、そのチャンスを放棄するなんて、イカれている。 我々は、地球の生物進化の通過点として、ウイルスと出会っているのだ。

  • 客観的なデータに基づき、冷静に世の中の間違いを指摘して勉強になる。多くの人に読んでもらい、コロナの恐怖を解いてもらいたい。

  • 早く風邪と同じにならないかなー

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著者プロフィール

1953年8月31日生まれ。1975年、福岡大学在学中に初めて描いた漫画『東大一直線』が赤塚賞の最終候補で落選するが、雑誌に掲載され、大ヒットとなる。『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』『ゴーマニズム宣言』など話題作多数。
●主な著書
『新ゴーマニズム宣言10』(2001、小学館)、『新・ゴーマニズム宣言Special 台湾論』(2000、小学館)、『新・ゴーマニズム宣言Special「個と公」論』(2000、幻冬舎)、『ゴーマニズム宣言9』(2000、幻冬舎)、『朝日新聞の正義』(共著、1999、小学館)、『自虐でやんす。』(1999、幻冬舎)、『国家と戦争』(共著、1999、飛鳥新社)、『子どもは待ってる! 親の出番』(共著、1999、黙出版)、『ゴーマニズム宣言 差別論スペシャル』(1998、幻冬舎)、『 知のハルマゲドン』(共著、1998、幻冬舎)、『ゴーマニズム思想講座 正義・戦争・国家論』(共著、径書房)、『教科書が教えかねない自虐』(共著、1997、ぶんか社)、『小林よしのりのゴーマンガ大事典』(1997、幻冬舎)、『小林よしのりの異常天才図鑑』(1997、幻冬舎)

「1997年 『ゴーマニスト大パーティー3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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