パパは脳研究者〜子どもを育てる脳科学〜 (扶桑社新書)

著者 :
  • 扶桑社
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  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594085360

作品紹介・あらすじ

子どもは親の言うことを聞くようにプログラムされていない。
――だとしたら、わが子に何をしてやれるか?

0~4歳まで、脳の生理に基づいて考えた経験則が満載!
子育ては驚きと発見の連続!

■「三つ子の魂百まで」って本当?
■適当だから人はすごい!?
■モノマネは想像以上に高度な行動
■文法を身につけるための専用の神経回路
■「根にもつ」ことは成長の証
■「ウソ」は高度な認知プロセス
■「見て見て!」は、好きのはじまり
■脳が成長するのは「入力」より「出力」
■才能は、遺伝や環境でどこまで決まる?
■「なんでイチゴは赤いの?」――「恐怖の質問期」がやってきた
■「自分で考える」ことを、一生を支える土台づくりに

感想・レビュー・書評

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  • 積読になったいた脳科学者 池谷さんの子育て本。
    池谷さんの本は、一時期、出れば概ね何でも読んでいて、お気に入りの作者です。

    ※記憶力を強くする
    https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4062573156#comment

    ※海馬 脳は疲れない
    https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4101183147#comment

    ※単純な脳、複雑な「私」
    https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4255004323#comment

    ※のうだま やる気の秘密
    https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4344015959#comment

    ※脳はなにかと言い訳する
    https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4101329214#comment

    今回は、脳科学者が自分の子ども(娘さん)の子育てを脳科学の観点からエッセイ風に記録したもの。
    とてもカジュアルに書かれているので、全然難しくないです。
    むしろ、脳についてがっつり知りたかった人にとっては、
    ちょっと不満かも!?
    それくらい読みやすい仕立てになっています。

    本を読みながら、感じたことは、池谷さんの子どもを見る観察力。
    子どものほんのちょっとした違いでも気が付つくのは、
    純粋にすごいと思いましたし、
    自分は色んな感動に気が付かずに子育てをしていたんだなぁとちょっと反省しました。
    理想的な読み方は、子供が生まれたら、
    この本を片手に少しずつ読み進めていくことでしょうか。
    子どものこんな変化は、科学の観点からは、こんなことが言えるのか、とか
    さりげない子どもの言動やしぐさが結構、すごいことなんだということに感謝しながら、
    楽しく子育てができると思います。

    ただ、一点。
    池谷さんが本の中でも言及されていますが、
    子供の成長は、ブレが激しく、本の中で書かれていることが
    決して標準(平均)的な育ち方ではないということ。
    むしろ、池谷家が教育熱心過ぎて、
    かなり発育が早い事例なような気がします。
    わが子と比べることだけはしないように、
    本を読み進める必要があります。

  • 最初読んだ際は、赤ちゃんはこういうことを考えているのかとスラスラ楽しく読めました。今は実際に子育てしながら子供と同時期のページを再読してますが、赤ちゃんの考えを知れる羅針盤的な存在です。もちろん実際と異なることもありますが、その違いも楽しめています。

  • 脳科学者である著者が、自身の子育てで経験した親子のやり取りや子供の成長をを科学的な知識も交えながら解説したり紹介したりしますしている本。
    と書くと堅苦しいですね。すごくほのぼのするけど勉強にもなる本です!自分の子どもが生まれたときに読んだらもっと良かったなー。
    あとこの著者みたいに子どもの小さな変化に気付いてる、その価値を感じられるのはすごく幸せなことなんだと思う。、

  • 感想→ https://twitter.com/lumciningnbdurw/status/1295509533586939904?s=21

    楽しい。脳科学者でいろんな理屈を知ってる著者が、でも子煩悩に押されてあれこれしてしまうエピソードが秀逸。育児にもだけど、子供の掛け替えのなさも教えてくれる好著。

  • 著者の作品はとても好きですが、子供がいる立場からも途中の親バカエピソードはしんどいところがあった。子供がいない方だとよりしんどい印象があるかもしれない。
    子育てを体験しているなかでの時系列で脳の進化を実体験をもって伝えるアプローチはおもしろい。機微な変化や成長は脳でどういった変化が起きているのか?を丁寧に説明してもらえています。

  • 娘を溺愛する父親の視点と、脳科学者としての冷静な視点が交錯していてとても面白い。学術的な参考文献もしっかり書かれていて信頼できる。

  • “適当”であることは人間の賢い部分(モズは少しでも風景が異なると同じ場所と認識できない)
    結婚した夫婦は50%以上2人の子供を持っている。少子化は独身率の高さに比例
    マシュマロテストー4歳児をマシュマロ一つを置いた部屋に取り残し15分待てたらもう一つマシュマロをあげるテスト。我慢できるのは30%程度。そうした忍耐力を持った子供は将来も学業やビジネスで成功する傾向

  • 子育ての追体験をしつつ、出てきたワードにそって脳に纏わるエピソードも間に入っていたから飽きずに読めた。ガチガチの脳科学視点の本、ではなかったから割と読みやすいと思った。

  • 子育て関連の情報は数多あり、玉石混淆。子を持つ親は育児に悩んでる。本書は脳研究者の育児本であり、子の脳がどう発展しているのかが記載されている。一般的な育児本のように、これをすべき等の文言はほぼ無い。脳科学的にインプットよりアウトプットにより記憶や理解が進む、否定より肯定する言い方で促す方が忍耐力がつく等覚えておきたい。ちゃんと子どものアウトプットを聞いてあげて、肯定してあげねば。よく、聞き流して否定しちゃうので。。。きっといっぱい話しかけてくれるのは今だけ(;▽;)

  • さらりと読めておもしろかった。
    きちんと理由を説明してあげることが大事。
    成長と脳の発達の話が読めて面白かった。

    3人が話してたらほとんど
    4人が話してたらみんな

    そうやって、周りの意見って決まってくという話が面白かった。

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著者プロフィール

監修:池谷裕二
脳研究者。東京大学大学院薬学系研究科薬学専攻医療薬学講座教授。薬学博士。一般向け書籍の累計発売部数100万部超え。

「2023年 『3ステップ ジグソー知育パズル どうぶつ だいずかん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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