- Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594083359
作品紹介・あらすじ
阪神・淡路大震災で
実家が全壊したことを機に
災害救助に目覚めた
レスキューナース・辻直美が実践する
「お金をかけずに命を守る防災テクニック」。
100円ショップで買えるものや
家にあるものでできる限り
防災グッズを代用し、
災害に強い家の作り方や、
非常用持ち出し袋の
アレンジ法を解説。
著者宅は、
2018年の大阪北部地震で
震度6弱の直撃を受けましたが、
本書で紹介する対策を
していたおかげで、無傷。
一方で、
同じマンションの
お隣の部屋は
1か月半も住めなくなる
被害が出てしまいました。
防災グッズを
あれこれ揃えても
不安が尽きない人に、
「生き抜く自信」が
持てるように必要な
知識と代用テクニックを
伝授します。
地震だけでなく、
台風やゲリラ豪雨、
豪雪で脅威を増す
水害についても
対策を徹底解説。
防災グッズを
そろえただけでは
助かりません!
必要なのは
正しい知識と
代用テクニック。
「プロでなければ無理なテクニック」や
「特別な道具が必要なもの」はなし!
お金をかけずに
命を守るための
プロのテクニックを、
誰でもできるように
アレンジしました。
【著者プロフィール】
辻 直美
国際災害レスキューナース。
一般社団法人育母塾代表理事。
看護師として活動中に
阪神・淡路大震災を経験。
実家が全壊したのを機に
災害医療に目覚める。
看護師歴28年、
災害レスキューナースとしては
25年活躍している。
被災地派遣は国内16件、海外2件。
被災地での過酷な経験をもとに、
“本当に使えた”防災術を
多くの人に知ってほしいと、
大学で防災に関する講義・講演や、
小中学校での授業を精力的に行っている。
2015年3月から1年間、
毎日新聞で防災についての
コラムを執筆。
現在、大阪防災力強化委員会にて
防災専門家として活動中。
大阪市福島区被災地学習選定委員も務めている。
レスキューナースの活動と並行して、
「たった3分で赤ちゃんが泣き止む」と
話題の「まぁるい抱っこ」を提唱。
子育てに悩む母親たちから
絶大な支持を得ている。
感想・レビュー・書評
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タイトルで期待した、気軽に用意していける防災用品や代用品については、期待以上に役立った。
それ以上に良かったのが、精神面も重視しながら書いてくれていること。
「地震で食器が飛び出したら危ないですよ」と言われたらその通りだなとはもちろん思うのだけど、危機感が足りない私などはちょっとまだ先延ばしにしてしまったりもする。
「地震のショックの後で物が散乱したキッチンを片付ける精神的負担は重いですよ」と実際備えありなしの写真比較を添えて言われると、そのぐったり感がリアルに想像でき、うわそれはキツいなととりあえず整理だけでもと手をつけられた。
どの項目も、何がしんどいか、何が安らげるかというところを大元に据えてあるのが、他の防災本と異なるところだと思う。
図書館で借りたのだけど、すぐ買いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
かなり勉強になった。
全部プチプラで済ませるのではなく、
お金をかけた方がいいポイントも書かれている。
作者自身が被災して、
その際にも被害をほとんど受けなかったというのは
何よりも説得力があるし、
やってみようと思わせる力がある。
全て実行できるかは分からないけど、
とりあえず、割れてほしくないお皿には
滑り止めシートをひこうかな。 -
最強の書
星5つでは足りないくらい、良かった。
レスキューナース歴25年の筆者ならではの説得力。
日常の備えから発災後のノウハウまで、リアルで役立ちそうな情報が満載。
構成も良くて、どう備えてどう対応したら良いかがすっと頭に入ってきます。
この本と、子連れ防災BOOKを読めば、子育て世代の防災の備えは万全じゃないかという気がします。
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看護師として実際災害現場に入ることもある著者が自らも実践している災害に備えるテクニックを記した本。帯に掲載されている写真がなかなかのインパクト。震度6弱で屋内がどうなってしまうのか、なかなか実感が湧いていなかったが恐ろしさがストレートに伝わる。防災グッズは数あれど敷居の高さを感じていたが、100均等安価で揃えられるものも多く、むしろ大切なのはいざというとき実践できるか。準備からいざ災害に合った時まで具体的な行動の仕方も示され非常に分かりやすい。あと、大事なのは家の片付け。生き延びる為にはめっちゃ大事。
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「つっぱり棒は飛ばされてしまうから」と冷蔵庫上は段ボールで埋める提案をされていますが、冷蔵庫上は放熱のために開けておくようメーカー説明があります。 想定外の提案をされる方をあまり信用できません。
本好きとして、家具の転倒を防ぐために家具と天井の隙間に本を詰めるような提案も受け入れ難いと思いました。 -
今、読むべき本。
だって、最近地震が多いし。
様々な被災地を経験してきた著者の言葉はすごく説得力があります。
避難所に行っても、人数制限があるかもしれない。
すぐに水や食料が配られる訳ではない。
自分を守れるのは、自分だけ。
すこく、自分の防災知識が甘かったと痛感した本です。 -
登録番号:1027033、請求記号:369.3/Ts41
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本学OPACはこちらから↓
https://nuhm-lib.opac.jp/opac/Holding_list?rgtn=017640 -
「レスキュースが教えるプチプラ防災」をオススメしたい人は、まずは低予算で防災しつつ、しっかりとした防災マインドを身につけたい人です。 いざという時に役立つ「代用テクニック」を駆使して、防災専用のものはなるべく買わず、いざという時は普段使っているアイテムを防災に活かすという考え方を提唱されていました。
https://moshimoni.com/book-puchipura-bousai/ -
図書館でざっと読み。これは一人暮らしをする前に買うべき本。